マキノ病院小児科ブログ

小児科からのお知らせです

ED(こちらもお医者さんに相談だ♪)

2014年09月28日 | 診療
年を取るにつれて、ある程度のことは仕方ないとはいえ、
実は年齢に関わらず、すべての成人男性に関係するお話。

乗りかかった船といいますか、勢い余ってといいますか、
この際、EDについてもお話しておこうと思います。

細かい話はなしにして、
①心理的な要因で起こるED(心因性ED)
②血管や神経の障害が原因で起こるED(器質性ED)と考えていいと思います。

男性はとってもでりけーとなので、
実はEDの原因は①が一番多いだとか。

②は加齢はもちろん、食生活の乱れや過度の飲酒、
そして高血圧とか糖尿病などによる、血管・神経へのダメージも含みます。

で、
EDの治療薬は3種類ありますが、
効くまでの時間や、効果の持続時間に差があります。
目的&用途?によって使い分けも可能ということです。

そして、いずれも一応服用の際には注意が必要となります。

*使用禁忌は以下の通り

1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある方

2.硝酸剤あるいは一酸化窒素(NO)供与剤を服用中の方

  ニトログリセリンと思ってもらえればいいかと。

3.心血管系障害を有するなど性行為が不適当と考えられる方

4.不安定狭心症のある方、又は性交中に狭心症を起こしたことのある方

5.重度の肝障害のある方

6.血圧の上が90mmHg以下の低血圧の方
  治療により管理されていない高血圧の方で安静時に上が170mmHg以上、下が100mmHg以上の方

7.脳梗塞・脳出血や心筋梗塞の既往歴が最近6ケ月以内にあった方

8.網膜色素変性症と診断されている方

9.先天的に不整脈(QT延長症候群)がある方 

そして、併用注意薬剤と言って、
あかんとは言わんけど、
そして注意してたら大丈夫というわけでないけど、
という薬がいっぱいあります。

受診の際には個別に相談が必要ですね。

むしろ、どういったものであれ、健康不安を抱えている場合には、
ちょっと処方しにくいというのは事実かと思われます。

基本的に健康成人男性が用法用量をきちんと守って服用するのであれば、
それほど問題になる薬剤ではないと思われます。

副作用として、顏のほてりや軽い頭痛など起こる可能性はありますね。

効果はかなりはっきり実感できると思います。
魔法の薬ではないですけどね。
コメント (1)
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