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国の原発対応に満身の怒り

2011-07-29 | 環境
さとなおのFACEBOOKで知ったんだけど
東大の児玉龍彦教授という放射線の専門家が
衆議院厚生労働委員会において、福島原発事故への
政府や国会の対応が「怠慢だ、と満身の怒り」を表明。

もう見はったかもしれないけど、彼は
本当のことを言わなくてはならないという
覚悟と気迫に満ちている;

国の原発対応に満身の怒り - 児玉龍彦


探してみると7/1付けの朝日新聞茨城版で彼は
同様の発言をしているが、迫力と言い
説得力といい全く違う。
ぼくの認識が全然甘かったことに愕然とする。

まず、放射線が放射された量が広島原子爆弾の
20個分以上あったということには驚き。
そんなに被爆したんだ・・まさに大震災の
名前になった東日本(海もふくめ)全域に
相当量の放射能が降り残存しているままだ。

被爆の測定がちゃんとなされていない、って
いうのは知ってのとおり。なんでやらないんだろう。
数メートル毎に汚染濃度は異なるわけだし、
アメッシュで雨量が明示されるように、
放射線量のグラフ化を急ぐべきだと思う。
児玉教授は日本の技術で可能なのに
やっていないのは国会の怠慢だと。

そして避難が不徹底。​特に子どもが外部内部被爆の
危険にさらされているのに、避難されていない
人達がたくさんいるという指摘。



最後に汚染土壌の除染を最優先課題にすべきと。
ここでも触れたけど、相当な金額がかかる。
児玉教授はイタイイタイ病の例で試算している;

カドミウム汚染地域の約3000ヘクタールのうち
1500ヘクタールまで現在除染の国費が8000億円
投入されている。今回この1000倍という事になれば、
800兆円という国費の投入が必要になる!

マンションの敷地程度の土壌改良でも億単位だから、
1ヘクタール2億円というのはいい線かもしれない。

ただ、800兆円ではすまないのかも。
甲子園球場の敷地は1.2ヘクタールだから。
もっと除染すべき土地、として海洋は
多いのではないだろうか?



どれもちゃんとと取り組​まれていない?って
専門家というか給料をもらってる人達は
どうなってんだろうって思うと同時に
自分​の鈍感さにも驚く。

ボランティアによるこの書き出しはここなどを参照。