やまねこマッサージ

ねがうこと、ゆだねること

年俸4億円のマイナーリーガー

2011-07-26 | 
NYヤンキーズに鳴り物入りで移籍した、
元阪神タイガーズの投手井川慶の記事が
大きくNYTimesに出た



7/23付けのスポーツ面のトップを飾り、それに続く
3ページにわたる大型特集。彼がニュースになる
動きをしたわけではないが、大きな扱いで、
普段の姿に密着している。

2007年デビューを飾ったんだね・・遠い昔の
ことの様。いい結果がでないまま、マイナー
リーグにいる。今年で契約の5年が切れるので
自由に移籍できるらしい。5年だよ、5年!

マンハッタンのダウンタウンで高級アパートに暮らし、
ヤンキーズの新球場には行かず、4マイル北の
マイナーリーグの球場にレクサスで行くのが日課らしい。

同僚達の年収は400万円。井川投手はその100倍!の
年俸があるのはみな知ってるけど、彼は威張った
ところもなく、英語はあまり喋らないけど、
ユーモアのセンスがあって親しみをもって
仲間の一員になっている。



日本でもアメリカでも監督経験のあるボビー・
バレンタイン氏によれば「彼よりいい球を投げなくても
メジャーで成功してきた左腕投手を何人も見ている。」

なぜ彼ほどのピッチャーがマイナーなんだろう?
日本を代表する投手やったのに。大投手には
なれなくっても、先発ではなくっても、

いまだに通訳を介してコミニケーションを
しているっていうところに、彼の意固地さを
感じる。どうせ腰掛けっていう海外駐在員とは
違うと思う。

5年もいれば、語学を勉強したり、
現地で溶け込めばかなりできるようになる
ハズなのに。

う~ん。彼はどうすることもできない運命を
受入ながらも、溶け込むことは拒否し、
お金を稼ぎ、きっとため込み・・でも
人生で一番輝ける5年を失う重み。
一花も二花も咲かそうって思うだろう。



彼の奥さんと子ども達は毎年数ヶ月、
アパートに来るそうだ。こうした
密着記事はどこか小説仕立てで面白い。

こういった記事の取材はどういう意図で、
そして井川投手はなぜ受けたんだろう。
これからの移籍に向けてのアピールなんだろうか。

妙訳のここや、こちらを参照。



たまたまiPadアプリのNYTimesを見たら、
Topの2番目に井川投手の記事がでてたので
驚いたのね。

NYTimesアプリってあまり記事が
ないうえ、過去検索ができない。ほんと
通勤途中にちらりと読む程度なんだろう
けど、ぼくには十二分。美しいし。

全文よみたけりゃ、月1㌦から始まるお得な
購読料を払いなさいって仕組みたい。

ネットのNYTimesの記事は見れる量も多いし、
検索もできる・・でもたくさん読んでると
そこからは有料だよって、終わりになる。

本格的にとか、たくさん読みたい人は
有料というモデルなんだね。