ニーズはいつも外れ年

　去年のドラフトで2巡指名したTrevor Lawsの指名は失敗だと考えているEaglesのファンは多いと思います。16試合全ての出場はしましたが、パスラッシュはスピード不足でランディフェンスでもOLとの1対1で押される場面が目立ちました、2巡指名に見合った働きをしたとは思えません。
　Laws指名より先に指名されたGlenn Dorsey,Sedrick Ellis,Kentwan Ballmerの1巡3人、Lawsが唯一の2巡で次は3巡のPat Simsと2008ドラフトはDT不作とドラフトの時点で言われていました。ドラフト本には去年のドラフトから1年経ってどうだったのかが載っているのですが、Lawsが指名された時点で残っていたDTでは唯一Simsがスターター級の扱いをされたようです。それ以外のDTは5試合出場とかばかりでバックアップとしてもろくに働いていないと言うデータが載っていました。
　Mike PattersonとBrodrick Bunkleyに続く3番手のDTが不在でDE/DTのDarren HowardがサードダウンでDTに入り3番手扱いだったのですからどうしてもDTを指名しなければならない状態でした。ただ、スターターコンビは安泰でしたから2巡ではなくもっと下位で指名すると予想していました。しかし、もしスターターコンビが怪我で欠場する事になったらその瞬間にディフェンスが崩壊しかねない状況で2007シーズンは1年戦っていたのですから信頼出来る3番手のDTが必要とした為に2巡指名になったのでしょう。
　そして、結果としてスターターコンビは無事に1シーズン過ごしLawsはプレイタイムを貰えずにシーズンを過ごしました。終わってみればLawsを無理に指名しなくても良かったのですけれど、それは結果論でしょう。
　どうしてもDTが欲しい時にDT不作の年を迎えてしまった、そしてその中ではまだマシなLawsを指名しているのですから仕方が無いと思うしかないです。一番伸びる2年目を向かえるオフシーズンにどこまで伸びるのかに期待しましょうか。