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余所者に払い過ぎると古株が拗ねるのは仕方が無い

2009-04-21 07:51:00 | イーグルス
 OLの整備が完了し、次に埋めるべきはCorrell Buckhalterを失いBrian Westbrookも30歳を超えてしまったRBとL.J Smithを失ったTEなのは間違いありません。RBは不作で2巡53位で当たりを引くのが難しいと思います(どんな年にも下位にも当たりは潜んでいるのですけれど)TEは2-3巡候補がたくさん居る代わりに1巡候補はすくないです。個人的な希望は1巡でRB、どうしても欲しいTEが居るなら2巡で,3-4人の中から選べれば良い程度ならば3巡で十分だと思います。

 RB,TEの次に必要なポジションはJack IkeguwounuがACLの手術からどれだけ復帰出来るかに疑問が残る点と高さを補強する必要が有るCB、Brian Dawkinsを失い代役のSean Jonesは単年契約で有る事から後継者を育てる必要が有るSだと考えます。今年はDBも40ヤードのタイムが伸びずに4,4秒台のDBを探す方が難しい状況で更に6-0以上にサイズを限定するとほとんど選択肢がありません。
 CBでプロデイを含め(プロデイは計測が手動でサイトによって数字にばらつきが有ります)4,4秒台で6-0以上となるとまずUtah大のSean Smithが2巡候補に居ます、WRからSそしてCBへとコンバートされた選手で6-3のサイズは魅力ですしスリーコーンも6,92とサイズを考えれば破格の数字を記録しています。DBにコンバートされてからの2シーズンで11INTとキャッチ力はWR出身で高いですが、コンバインのドリルを見ると腰が硬そうなのが気になります。スターターになる必要が無く、大型レシーバー相手の時だけ出てくれば良いチーム状況を考えれば指名候補として面白いと思うのですが、2巡のCBでニッケル限定では勿体無いでしょう。
 MarylandのKevin Barnesは6-0のサイズでスリーコーン6,72の素晴らしい数字を記録していますし、ショートシャトルも3,96と4秒切っていますから縦横高さと全てを兼ね備えています。怪我が多く1シーズンしかスターター経験が無いのが低評価の原因ならば指名する価値は有るとおもいます。
 Cincinnati大のBrandon Underwoodも6-1のサイズを持ちます、Ohio Stateで出番が貰えずに転校して成功しましたが転校のペナルティで1年プレイ出来ずに実績は1シーズンだけです。3巡以降で取れそうですし、スリーコーンは7,01とサイズを考えれば優秀です。

 SではWake ForestのChip Vaughnが6-1で40ヤード4,43スリーコーン7.04の記録を残しています。コンバインのドリルを見た感じだと腰が堅く見えましたがランストッパーのようですからSSで使う分には大きな問題は無いと思います。
 Notre DameのDavid Brutonは身体能力だけなら今年のSで一番かもしれません、6-2で40ヤードが4,46、スリーコーンは6.60ですし幅跳びは11フィート垂直飛びは41インチと素晴らしい数字を記録しました。コンバインを見ていて一番印象に残った選手です。最近連続して取っているN.D出身ですし指名の可能性は有ると思います。
 
 ここら辺の選手を指名してくれるとサイズ不足が少しは解消すると思うのですが、サイズよりもスピード重視のDB選びが続いていますから大きな期待はしない方が良いのでしょう。実際に1インチ程度の高さにこだわる事に大きな意味は無いとは思いますが、高さ対策をする必要は有るのですからDBのサイズアップを狙って欲しいものです。



と、書いた所でSheldon Brownがトレードを希望していると言うニュースが入ってきました。

 これは仕方が無いですし、Sheldonが最初に言い出しただけで今後スターターの中堅からベテランに飛び火するでしょう。これまでサラリーキャップとアメリカ的では無いですが年功序列(または格)を理由にサラリーを制限されてきた生え抜きの中堅にとって、ここ1-2年のFAへの大盤振る舞いとベテランの処分を見れば今のうちに貰うだけ貰わなければいつ捨てられるか分からない、このチームで30歳を超えれば捨てられる20台のうちになんとかしなければ。こう考えるのは当然の事です。
 ただし、Asante Samuelは6年66ミリオンの契約ですが、リーグベストのCBです。Jason Petersは2年連続のプロボウラーで6年60ミリオンを勝ち取りました。Stacy AndrewsとSheldonはプロボウル級だがまだ出た事が無いと言う点で一致するかもしれませんが、Sheldonの4年前に契約した6年25ミリオンとStacyの6年40ミリオンの差はキャップ枠の増大を考えれば仕方が無い差だと思います。
実際にSheldonは素晴らしいプレイでLito Sheppardを追い落としてポジションを確保しましたが、まだ3年目の若者に当時プロボウラーの証とも言える総額25ミリオンの契約延長をしたのはフロントの慧眼ですし、怪我でいつ引退になるか分からないリーグで10ミリオン程度のサインボーナスを先に貰う事にしたのはSheldonの選択です。

 そう考えると、若者に怪我のリスクと引き換えに安価な長期契約をするフロントのやり方に合意した以上はこの手の契約更改要求を呑んだ事が無いのは当然でしょう。今回もそれならプロボウルに出なさい、そうすれば考えても良い。この程度の返事しか返ってこないと思います。ドラフト戦略への影響も無いでしょうしホールドアウトしてもキャンプだけで試合には出るでしょう、来年のドラフト上位でCBを取る必要が出るかもしれませんが・・・