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西東京市・北海道富良野の森林を舞台にした遺伝,育種,生態などに関する研究ノートの一部を紹介します

遺伝構造パート改訂

2007-05-21 | 研究ノート
・トドマツ論文の考察、遺伝構造パートを改訂する前に、もう一度、関連文献を読み返す。既にファイリングしていたものも引っ張り出し、10編ほどを一気に読む。各論文のポイントをノートにメモ、引用するしないも判断。今まではいい加減に理解していた論文もあり、誤った引用の仕方もあったことが発覚。パソコンに打ち込む前に、日本語で言いたいことを書いてみる。当方の場合には、この作業がないと、どうしてもうまく改訂できない。

・結局、更新初期の遺伝構造は、セーフサイトの存在によって強調される、雌性繁殖成功度のばらつき、種子散布の制限(シードシャドウのオーバーラップの少なさ)などによって説明される。また、サイズクラスが大きくなると構造が弱まるのは、間引き効果ということで、いずれも従来の知見と一致している。こうしてみると、レフリーが言うほど大した結果ではなくて、成木でも構造が残るのは初期の影響を引きずっているから、ということでよさそうだ。どちらかというと、あっさりした表現でまとめる。

・ここまでの原稿を通して読んで、タイトル、アブスト、イントロ、マテメソ、結果、結論なども改めて検討してみる。また、引用のためのbibファイルも必要なものだけに絞りつつ、新たな文献を追加。結局、3時過ぎまでかかってしまった。練さんに送って、まずは確認してもらう。

・23日の森林総研でのプレゼン、25日の北海道の林木育種の話題提供用プレゼンなどを少しずつ修正。そろそろ時間がなくなってきた。そろそろ練習して時間の把握が必要である。と、例によって講義準備がおろそかになってしまっているので、こちらのレジュメも少しずつ作成。明日は、久しぶりにブナ産地別試験を見に行きたいところである。