・昨日、測り残したスギの測定。10時ごろ無事に任務完了。谷さんに演習林を案内。久しぶりに三の山峠から樹海を見せる。改めてみると、実に広いところだな。直営現場でエゾマツ丸太などを見た後、湧き水へ。この辺りは雪がかなり残っている。上流はまだまだ山が動いていない感じ。こうしてみると、下流と上流で花粉散布パターンが全然違うというカツラの結果は納得できる。標高差がなくても、フェノロジーはかなり違っていることを確認。

・岩魚沢の研究サイトを案内し、風のデータを回収。この時期の風向は、カツラの花粉散布パターンにも影響を与えると考えられるので重要。やや怪しくなった天気の下でお弁当を食べた後、湿地林へ。そういえば、湿地林へ行くのは久しぶり。想像通り、エゾノリュウキンカが満開。この時期は視界をさえぎる大型草本がないので、湿地林は実に不思議な景観を存分に見せてくれる。やっぱり魅力的な場所である。

・湿地林では、ヤチダモとハンノキが林冠を構成する単純な構成である。ヤチダモは小径木から大径木まで連続的に分布するが、樹高1-2mの稚樹群がブッシュ状に生えている。この集中分布はどのようにして生じるかを谷さんと話す。あまり明瞭ではないが、やはりギャップに対応していることと、かなり湿地がかったところに集中しているみたいだ。

・最後に、麓郷街道近くの低標高でアカエゾマツとミズナラが多い森を見つつ、アカエゾマツの局所適応に関する研究計画について議論に付き合ってもらう。フランスでのQuercusの研究の方向性など、貴重な情報を頂いた。もう少し考える必要がありそうだが、大変参考になった。気がつくと、もはや4時。山にいると時間が経つのが早い。

・岩魚沢の研究サイトを案内し、風のデータを回収。この時期の風向は、カツラの花粉散布パターンにも影響を与えると考えられるので重要。やや怪しくなった天気の下でお弁当を食べた後、湿地林へ。そういえば、湿地林へ行くのは久しぶり。想像通り、エゾノリュウキンカが満開。この時期は視界をさえぎる大型草本がないので、湿地林は実に不思議な景観を存分に見せてくれる。やっぱり魅力的な場所である。

・湿地林では、ヤチダモとハンノキが林冠を構成する単純な構成である。ヤチダモは小径木から大径木まで連続的に分布するが、樹高1-2mの稚樹群がブッシュ状に生えている。この集中分布はどのようにして生じるかを谷さんと話す。あまり明瞭ではないが、やはりギャップに対応していることと、かなり湿地がかったところに集中しているみたいだ。

・最後に、麓郷街道近くの低標高でアカエゾマツとミズナラが多い森を見つつ、アカエゾマツの局所適応に関する研究計画について議論に付き合ってもらう。フランスでのQuercusの研究の方向性など、貴重な情報を頂いた。もう少し考える必要がありそうだが、大変参考になった。気がつくと、もはや4時。山にいると時間が経つのが早い。