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西東京市・北海道富良野の森林を舞台にした遺伝,育種,生態などに関する研究ノートの一部を紹介します

投稿プロセス

2008-11-30 | 研究ノート
・終日、穏やかな日和だった。我が家には夏よりも陽が差し込むようになり、陽に照らされているとぼーとしてしまう。午前と午後で子どもと過ごす。ここのところ、平日はずっと相手をできなかったもんなあ・・・。

・夕方に投稿論文執筆講座のスライド作成。"読本"はある程度出来上がっていたのだが、スライドはほとんどできていなかった。福山雅治のラジオを聞きつつ、子どもは横でポケモンの絵を描きつつ・・・、という状況だったのだが、不思議とすいすいと進んだ。

・改めて考えてみると、当方も5年くらいの間に投稿の経験だけは結構積んでいる(その割りに見返りが少ない!?・・・)。やっぱり自分の経験があると、色々と気がつくことが多く、それなりに伝えたいこともある。

・科学論文の執筆について公開しているRuth YanaiさんのWebページ。これがまた実によくできている。一度、本人の講義を受けてみたいところである。

人生はゲーム

2008-11-29 | その他あれこれ
・あとわずかで11月も終わり。考えてみれば,4月に東京に越してきてから,慣れるのに必死だったという感じである。夏の暑さに耐え切れるかと心配していたのだが,いつの間にか朝晩の寒さに震えるような季節になってしまった。自転車で通勤しているせいか,季節の移り変わりを肌身で感じることができる。

・子どもはなぜかレゴブロックに再びはまっている。最近は形や薄さにもバリエーションが増えて、よりリアルなものも作れるようになっている。子どもの作品,恐竜。なかなか格好イイ。



・押入れの奥深くに仕舞い込まれていた“人生ゲーム”。これまた何故か、我が家では流行っている。人生ゲームは当方が子どもの頃から不動の人気を誇る家族ゲームだが、時代を反映してその内容が変わるらしい。我が家が持っているのはEXという1997年のバージョンである。バカンスに月旅行に行くことになり、25万ドルを払う羽目に・・・。

Wヘッダー

2008-11-28 | 研究ノート
・本日,講義とゼミ発表のダブルヘッダー。相変わらず,綱渡り的なスケジュールだ。結局,ぎりぎりまでプレゼン資料を作成することになってしまう。今回の講義では,最後まで手ごたえをつかめずに終わってしまった。反省としては,全体的に詰め込み過ぎのきらいがあることで,もう少し焦点を絞るべきなのであろう。それにしても,講義のポイントというのはなかなか掴めずにいる。



・朝の悪天候がウソのような天気になる。弥生キャンパスでは銀杏の紅葉が見事になってきた。においもすごいけど・・・。

・演習林ゼミでは,標高別造林試験地の測定結果を発表した。全体として,非常にきれいな結果となっているのだが,逆にいえば,当たり前すぎるともいえる。何を隠そう,今回のプレゼンで一番苦労したのは,その面白味をいかに伝えるかということだった。秩父のSさんから,他樹種,種内の競争効果は考慮するアイデアを頂いたので,それを加えて解析を試みることにしよう。

・ゼミ発表の中で,今更ながら,Rを使ったデータ解析について少し触れたのだが,その部分は学生の中でも少し残ったようである。以前に一度だけ,学生対象のR初心者講習を行ったのだが,そろそろメンバーも入れ替わりつつあるので,改めて講習をするべきかという気になった。

・当方のRは相変わらず遅々として向上しないのだが、必要にかられて少しずつはできることが多くなっている(と思う・・・)。講習とはいっても,それぞれのデータを持ち寄って,解析を試みるようなことを行った方がよいかもしれない。自分自身の経験でも,自分のデータを用いる場合と講習のためのデータでやる場合とでは,気持ちの入り方が違うもんだからねえ。

この木なんの木

2008-11-25 | フィールドから
・Tさんとヒノキ種子の計測。乾燥させた球果から種子を取り出して重さを測定する。ずっと前に終わっているはずだったのだが、数々のイベント(?)が舞い込んで、のびのびになっていたもの。

・しばらく2人で試行錯誤しながらふるいを活用すれば効率よく球果から種子を取り出せることに気がつき、サクサクと作業を進める。午前中に球果を含めた全体重量は測定終了。午後からはTさんに少ない球果の重量測定をお願いし、当方は講義とゼミ準備、ううっ、ゴールが見えない感じで・・・。



・突然、一般の方の来客があり、「公園で見つけたこの木(写真を持ってきていただいた)は何でしょう?」との質問。先方の「きっとこれではないだろうか?」、というお話の通り、”ナンキンハゼ”であった。



・どういう偶然か、当方も同じ公園で気になって、写真を撮影していたので、すぐに見当がついたわけだが、園芸種が多い都会ではこういう質問は難題だったりする。

・何はともあれ、このナンキンハゼは中国原産とのことだが、街路樹などにもよく使われている。この時期、紅葉が美しい上に、面白い実をつけているので目立つ。それにしても、広い公園の中で当方以外にも同じ木を眺めている人がいたとは、さすが東京は人口密度が高い!?

曖昧な記憶

2008-11-24 | その他あれこれ
・昨晩は高校の部活仲間と忘年会。一次会はそれぞれにパートナーを連れて、なぜか焼肉に行くことに・・・。それにしても、過去の記憶っていい加減なもので、あの時一緒に飲んだとか言うことに対する記憶がまるで一致しない。ごちゃごちゃになっているみたいである。

・市内のテニスコートを予約するために、団体登録。その後、憩いの森公園で子どもとサッカー。公園では、趣味で竹とんぼを飛ばしている人がいたのだが、驚くほど滞空時間が長かった。極めれば何でもすごいものだ。

・下の子どもがついに大富豪を覚えて、家族4人でできるようになった。上の子どもが覚えたときにも毎晩3人でやっていたっけ。これから、夜な夜なトランプに興じることになりそう。

初のサッカー大会

2008-11-22 | その他あれこれ
・C幼稚園のサッカーチーム、初の公式大会である。駒沢球技場にたくさんのチームが集まり、大会が繰り広げられる。補助球技場を8つに区切って、次から次へと試合が行われる。それにしても、サッカーゴールが小さい!

・人工芝のグラウンドが青空に映える。子ども達は初の大会に緊張したのか、そもそもレベルが高すぎるのか、圧倒されている。1試合目はなぜか相手のシュートが次々と外れて、1対1の同点。しかし、後半2試合は5対0の完敗。同じ幼稚園児とは思えないくらい・・・。



・試合終了後、表参道まで出掛けて、クレヨンハウスで絵本を見た後、明治神宮に立ち寄る。



・明治神宮は原宿駅からすぐである。ここの森はかなり有名である。当試験地と同じく、林床には常緑低木が繁茂している。



・明治神宮の森はうっそうとしていて、少し薄暗い。見上げれば、ケヤキ(茶色)、イチョウ(黄色)、クスノキ(緑色)の樹冠はモザイク状に色が違って面白い。



ピカソ展2

2008-11-20 | その他あれこれ
・本日お休みを頂いて、妻と2人でサントリー美術館へ。クリスマスを前に、東京ミッドタウンはいよいよお洒落。サントリー美術館では、国立美術館ほど展示数はないが、印象的な作品が展示されている。青の時代では、著名な自画像はもちろんだが、友人の死を描いた作品「カザジェマスの死」に感銘を受けた。またこちらは有名だが、息子パウロがピエロの格好をしている作品「ピエロに扮するパウロ」は愛らしくて素直にかわいいと思った。ギリシャ神話のミノタウルスに自分の欲望を重ねて描いた(と書いてあった・・・)作品群も迫るものがあった。

・本当に一人の画家の展覧会とは思えないくらいである。時代も後半になると、一見めちゃくちゃに見えるような作品もある。が、エッチングで描いた作品を見ると、そのデッサン力に圧倒される。当たり前だけど、描写力が天才的にうまいピカソがやるから、こーゆー絵が出来るんだと妙に納得してしまった。ピカソは晩年まで何度も恋に落ち、そのたびに絵を描くエネルギーを得ているみたいだけれど、最後まで枯れないところがすさまじい。



・お昼はミッドタウンの平田牧場という名前の豚肉専門店で、メンチカツとしょうが焼きのランチをそれぞれ頂く。ここのしょうが焼きは、ちょっと他では食べたことがない味である(1100円と価格も納得)。豚肉に自信があるからこそ、の調理法でしょう。



・近くの公園まで、子供とサッカーに行く。いよいよ陽が傾いてくると、光のラインができる。黄金色に輝いていて美しい。陽が傾くと寒さが身にしみる・・・、が、夕焼けもまたきれい。

NYから

2008-11-19 | 研究ノート
・時期を前後して、論文3つの審査結果が届いた。一つは玉砕、一つはMajor revision、一つは受理。悲喜こもごもといった感じだが、今回の玉砕は結構痛かった。この負のスパイラル、まだまだとどまることを知らんようだ。3ヶ月待たせて、この結果はないだろう・・・と思うんだけど。とにかく、そろそろ頭を切り替える必要がありそうである。

・このような報せが届くと、投稿論文執筆講座をやるのも気が引ける、というかなんというか・・・。こうならないためにも学生達には反面教師になってくれということになるんだろうか。いやはや、辛いものがありますなあ・・・。

・先日、ある意味では当試験地にとっての大きなイベントがあり、みんなで対応。無事に終わったのはよかったのだが、職員全員、なんだか気が抜けてしまった感が否めない。

・と、なんだか落ちた状態だったところに、NYからのIさんからメールが・・・。来年、つくばで開催される生物学的形態解析のシンポジウムでヤチダモ種子形態関連の発表をしないか、というお誘い。肝心の発表内容が問題だが、なんだか久しぶりに元気が出るメールをもらった気がする。



・今日もいい天気である。朝晩の冷え込みで、紅葉がさらに進んだようである。



・といっていたら、京都のSさんからも久しぶりの連絡が・・・。カツラの甘い香りを試験地内でもかぐたびに、思い出していたわけなのだが、ここに来て再始動となるか・・・。こちらも楽しみである。

マクロな世界

2008-11-15 | フィールドから
・先日購入したマクロレンズをつけて子どもと久しぶりに虫捕り。もうバッタもいないのではないかと思われたが、日当たりのよい草原には、イナゴだけではなく、ツユムシ、クビキリギスなどもいた。過ぎ行く秋を謳歌しているのだろうか。



・マクロレンズをつけると、いままでには考えにくいような写真が撮れて面白い。これはいわゆる引っ付き虫(センダングサの仲間?)。人間による動物散布の影響も小さくない!?_



・今年のドングリは豊作である。スダジイ堅果が自然に落下しているのだが、これほどの密度になっているとは・・・。来年、これらは発芽するんだろうか。



・この辺ではどこにでもあるカラスウリさえも、素晴らしい被写体になってくれる。子どもの顔のアップもなかなかいい感じ。ふうむ、マクロレンズをつけて歩くと新しい発見がありそうだ。

アカハラ疑惑

2008-11-14 | 研究ノート
・昨日から快晴が続く。久しぶりの青空を見ていると、室内でのパソコンに向かう作業がもったいないような気になる。



・ふらりと歩くと、モミジはまだ赤が薄いが、”モミジバフウ”の方はだいぶ色づいてきた。紅葉シーズン始まり・・・である。





・ヒノキ論文の著者校正。Breeding Scienceの編集システムは非常にしっかりしているので、あまり訂正することもなく非常に楽ちんである。Iさん、Tさんに少しだけ確認を取って作業完了。ようやくここまで辿り着いた、という感じ。

・12月4日の講義準備。TEXでの講義ノートは図表入りでだんだんと凝ったものになりつつある。今更ながら、TEXでのようやく表の作り方が分かってきた。仕上がりがきれいなので、作業していても楽しい。

・今日は鳥の声がやかましい。ツーピーピーと甲高い声である。さすがにアジアの人たち(当方たちはセンターの人たちをこう呼んでいる・・・)も何事かと思ったらしく、何の鳥だろうという話題を交わす。20cm程度の割合大型の鳥でお腹がオレンジ、目には灰色のアイラインがある。なかなか慌しい動きをする鳥である。アカハラかと思ったのだが、ちょっと違うようにも思える・・・。Iさんの実習に一度参加したくらいでは、鳥の同定はなかなか難しい。

・北海道から75林班の地がき試験地に鹿ネットを張っていただいたという報せ。雪上にはウダイカンバ種子が降り注いでいるようで、なんとも楽しみである。学会発表申込みや研究助成の締め切り間際ということもあり、富良野との往復書簡が何通か・・・。しかし、この時期の季節感の違いは顕著だ。こちらはまだ紅葉が始まったばかり・・・なんだもんねえ。