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西東京市・北海道富良野の森林を舞台にした遺伝,育種,生態などに関する研究ノートの一部を紹介します

日直

2007-05-04 | 研究ノート
・今日は山火事当番ということで、事務所にて日直。当機関では、GW中も山火事防止活動として、日直が湿度・風の強さ等を定期的に測定すると同時に、山火事予防宣伝車(?)で山火事防止の呼びかけをしながら、周囲をパトロールしている。何しろ、富良野市の大部分の面積を預かっていることもあり、こうした活動には長い歴史があるようだ。

・で、本日はというと、曇天だが、風が強い。湿度は49%からのスタート。湿度は時間とともに徐々に下がり、10時過ぎに警報発令を依頼。パトロールカーとも連絡を取り、終日、待機といった状態。その後、案外、湿度は下がらず、42%の付近をうろうろとしている。

・ということで、実に静かな環境の下、総研北海道支所でやらせていただく(つもりの)プレゼン準備。今年度から始まる科研Bでは、森林総研の北村系子さんと共同で、アカエゾマツ個体群の適応に関する研究を展開することになっている。その打ち合わせをしに初の羊が丘入りを目論んでいるわけだが、その際、「せっかくならばセミナーを」というお誘いを内々で頂いているというわけである。当初は、トドマツ相互移植試験ネタを使い回すかと思ったのだが、アカエゾネタで改めてプレゼン準備。

・プレゼンは二部構成とし、一部では集団遺伝学的研究(現在、執筆中)、二部では科研で行おうとしている研究計画、としてみる。これなら北村さん、新たに参画していただく飯島くんの二人にも今までやってきたことを理解してもらえるし、その後の打ち合わせがうまく進むのではないか、さらに聴講していただいた方々から何かアドバイスをもらえれば言うこと無し、って算段である。



・こうした環境で落ち着いてプレゼン準備するのはなかなかよろしい。標高、土壌タイプ、見かけの集団サイズと各遺伝的多様性パラメータとの関係もRで作図しなおしてみると、自分自身の理解(思い出し)を助けてくれる。さらに、科研のポンチ絵なども作り直しているうちに、これからの研究計画の全貌(というか、危ういところ?)が見えてきた感じもする。

・午前中いっぱいかかって、ある程度進んで満足。と、ふと冷静になると、こんなことやってる暇があったら、講義準備した方がよいのでは?という内なる声(たぶんかなり正しい)に従い、午後からは講義準備を少々。途中、携帯電話でバスケットの試合結果の確認。今日は2試合とも快勝だったとのこと、総合成績は2位。上出来でありましょう。

・結局、本日もつつがなく山火事当番を終了。と、久保さんのブログ中に、セミナー案内なるものがあり、誘われるがままに見ていく。ふむ、2007.05.08 (火) 10:30 (A804) 江川さん講演、2007.05.11 (Fri) 15:00 (A804) Dr. Dillon Chrimes氏講演、と。国際的だねえと感心しているうちに、何か引っ掛かるものが・・・。あれっDillon氏って、もしかしてうちのPDでは?その頃は名寄に行っているじゃなかったのか??しかも講演内容は、当方もいつのまにか巻き込まれているプロジェクト(?)だったりして・・・。