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西東京市・北海道富良野の森林を舞台にした遺伝,育種,生態などに関する研究ノートの一部を紹介します

ブナ産地試験林を上から見る

2007-05-14 | 研究ノート
・久保さんに統合していただいた55ページからなる原稿を初めから読み返す。イントロ、マテメソ、結果はともかくとして、考察がモデル以外とモデル部分の主張がまとまっていない(現段階では当然だけど)。これらの主張を一体化して統一感をもたせるのが腕の見せ所なんだけろうけど、なかなか大変そう。2時間ほどして、ようやく自分なりの考えがまとまりつつある・・・ような。やはり考察が問題で、2パラぐらいでモデルの意義を唱え、3パラ以降は観察値で示した後、モデル解析で補強するような展開がよい?

・練さんに大まかなアイデアを送って、まずは検討してもらう。と、SGSの図を作成するのを忘れていたことに気がついた。GENEALEXなるソフトを使うとエクセルベースで図の作成ができるわけだが、エクセルの折れ線グラフをLaTexに取り込むのはなかなか難しい。ということで、作図に必要なデータのみのデータ・ファイルを新たに生成し、Rで作図に取り込む。4つの図を並べて示すときには、やはりpar(mfrow=c(2,2))などが便利。前回は、同じコードをコピーして使っていたのだが、あまりにも非効率的だったので、今回は飯島くんに教えてもらったsplitとforを利用。おお、これは便利。

・折れ線グラフにおけるエラーバーの書き方がよく分からない、と思って調べてみると、当然のように答えはネット上に落ちており、arrowsなる関数を使えばよい、と分かった。ほぼエクセルで作成したものと同じ感じの図ができたところで、アップロードして久保さんに連絡。おっ、BibTexファイルまわりも改良していただいたようで、文献まわりは完成に近づいている。

・午後から高橋さんとブナ開芽調査。前回調査はお願いしていたので、当方にとっては4日ぶり。ほほう、ずいぶん進んでいる。特に東北までは開芽終了となるステージ4に達するものも増えてきた。一方、秩父からは開葉が全然進んでいないので、この時期に見るとまるで別種。三本木産はやたらと枯れて1本しか残っていないので、写真撮影にはちょうどいいのだが、右側と左側で展葉の様子が非常に違うのがよく分かる。



・これを上から見てみたいと思って、隣のカラマツの上から写真を撮っていただいたのがコレ。手前側が西日本(九州など)、急に葉が展開しているのが東北地方で、奥のシラカバ林に近いところが北海道。この時期は質的な違いがよく観察できる。苗畑のヤチダモも少しずつ開芽進む。この時期はめまぐるしい。