・3年生の実習対応ということで、樹木園で学生達の到着を待つ。苗畑では炎天下で除草を行っているが、ずいぶん乾燥しており、除草すると大きな穴ができてしまうという問題が発生している。へそ祭りのときの”恵みの雨”もまだまだ足りなかったか・・・。
・10時過ぎから説明開始。苗畑も見るのも初めてであろう学生達がだが、遠景の芦別岳に気をとられて、芦別にわずかに残された雪渓が本当に雪かどうかで盛り上がっている(ちゃんと説明聞けよ・・・)。だが、中には熱心に聞いている学生もいて、思わぬ質問をされたり。林政学実習だけあって、経済的な話には敏感に反応する学生が多い。
・今回はパワーポイントのスライドを印刷して、カラマツの交雑育種を説明。カラマツ類の枝を箱に立てて、その中にネズミを放逐し、食害の程度で抵抗性を検定する写真はインパクトがあったようだ。なんと、グイマツ×カラマツのスーパー雑種F1のことを知っていた学生もいた。
・その後、ブナの産地試験地にぞろぞろと連れて行き、北海道、秩父、天城、熊本のブナの葉を実際に見せて、その違いを体感させる。その上で、最新データを紹介しつつ、産地試験の意義を現場講義。単純にブナの葉が産地によってまるで違うのには、やっぱり驚きがある。九州産ブナを”照葉樹みたい”と評した学生もいた。なるほど。オニグルミのところでは、実際の遺伝解析データを見せながらヘテロダイコガミーの話を紹介する。性表現のややこしい話なんだが、意外と(?)ちゃんと理解している。
・トドマツの標高別相互移植試験では、生存率、樹高のデータとモデルでの解析結果を何枚か印刷し、紙芝居的説明をする。移植試験の面白さ、パワフルさ、利用上の意義が少しは伝わっただろうか・・・。最後に100年生カラマツ造林地の話。北海道におけるカラマツ資源の持続的利用と長伐期施業という背景も含めて、尾張さんから講義。当方にも勉強になった。
・当方はそのまま樹木園に残り、しばらく苗畑の打ち合わせなど。エゾマツ種子は95年産が大量にありそうなので、発芽試験はこちらが担当することに・・・。試験を計画する上でも必要だし、そのデータはそのまま施業でも応用できる。久しぶりにインキュベータを運転させることになりそうだ。
・10時過ぎから説明開始。苗畑も見るのも初めてであろう学生達がだが、遠景の芦別岳に気をとられて、芦別にわずかに残された雪渓が本当に雪かどうかで盛り上がっている(ちゃんと説明聞けよ・・・)。だが、中には熱心に聞いている学生もいて、思わぬ質問をされたり。林政学実習だけあって、経済的な話には敏感に反応する学生が多い。
・今回はパワーポイントのスライドを印刷して、カラマツの交雑育種を説明。カラマツ類の枝を箱に立てて、その中にネズミを放逐し、食害の程度で抵抗性を検定する写真はインパクトがあったようだ。なんと、グイマツ×カラマツのスーパー雑種F1のことを知っていた学生もいた。
・その後、ブナの産地試験地にぞろぞろと連れて行き、北海道、秩父、天城、熊本のブナの葉を実際に見せて、その違いを体感させる。その上で、最新データを紹介しつつ、産地試験の意義を現場講義。単純にブナの葉が産地によってまるで違うのには、やっぱり驚きがある。九州産ブナを”照葉樹みたい”と評した学生もいた。なるほど。オニグルミのところでは、実際の遺伝解析データを見せながらヘテロダイコガミーの話を紹介する。性表現のややこしい話なんだが、意外と(?)ちゃんと理解している。
・トドマツの標高別相互移植試験では、生存率、樹高のデータとモデルでの解析結果を何枚か印刷し、紙芝居的説明をする。移植試験の面白さ、パワフルさ、利用上の意義が少しは伝わっただろうか・・・。最後に100年生カラマツ造林地の話。北海道におけるカラマツ資源の持続的利用と長伐期施業という背景も含めて、尾張さんから講義。当方にも勉強になった。
・当方はそのまま樹木園に残り、しばらく苗畑の打ち合わせなど。エゾマツ種子は95年産が大量にありそうなので、発芽試験はこちらが担当することに・・・。試験を計画する上でも必要だし、そのデータはそのまま施業でも応用できる。久しぶりにインキュベータを運転させることになりそうだ。