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西東京市・北海道富良野の森林を舞台にした遺伝,育種,生態などに関する研究ノートの一部を紹介します

ブナ開芽始まる

2007-05-02 | 研究ノート
・今日は雨。それもかなり激しく降り続いた(のは久しぶり)。いくつか連絡調整などをすると、4月末もそれなりに予定が入っており、不安要素が増しつつある。早めに片付けるべきことをやっておかねば・・・。

・先のCJFRオンライン投稿システムについて、飯島くんから再び目からうろこのアドバイス。そうか、図表はテキストにまとめて、図表ファイルなしでPDF化すればよかったのか。早速やってみると特に問題なさそう・・・。最後に、引用文献記載でまだミス(というかEnd-note打ち込みミス)が発見されたので、それを修正し、完了。分かってしまえば早かった・・・。先達の意見は本当に助かる。

・小降りになった2時過ぎからブナ開芽調査。昨日・一昨日の高温に反応してか、一気に動き出した感じ・・・。だが、今年のブナたちは寒暖のペースがつかめないのか、芽の開き具体が分かりにくく、開芽判定に苦労する。おっと、ついに開芽初期の判定を下すべき初個体がいくつか。北海道よりも若干東北の方が鋭敏に反応している感じ・・・。一方、年代の若い太平洋側産地のブナは少し遅めのスタートとなりそうで、200個体くらいの中でわずかに2個体のみが開芽初期の判定となった。これからどう推移していくか楽しみだ。

・調査終了後、樹木園スタッフと見本林整備相談などしながらのそぞろ歩き。再び、フキの花が気になる。ところで、先日、フキと繁殖で検索したら、やっぱりちゃんと研究している方がいた。フキには性的に3型があり、雌雄の花の形態もかなり複雑であった。さらに調べると、3倍体問題とかも絡んできそうで、これは相当に複雑なことになっているらしい・・・。さらに、先日、雌だと思っていたものが実は雄ではないかという疑いまで出てきたりして。ううむ、フキ、おそるべし。