趣味振り返りモードに勢いがついて、DTM(デスクトップミュージック)も振り返ってみる。
私がDTMを始めたのは、15歳のころにYMOを聴いて、こういうのを作りたいと思ったのがきっかけ。15歳というと1991年なのでYMOが散解してから8年経過しているが、ラジオか何かでライディーンを聴いて「こういう音楽あったよな」と思い出したのだと思う。
また、パソコンが欲しかったのだが、DTMはパソコンを購入する動機付けとして働いたとも思う。DTMをやりたくてパソコンを買ったのか、パソコンが欲しくてDTMをやったのか、どちらだったかは思い出せない。
初めて買ったパソコンはMacintosh LCⅡ。LCはローコストカラーの略で、あの頃はカラーで手が届くのがこの機種のみだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/52/7fa493541cc0cc72af47573a5a95ca46.jpg)
このLC2と、ローランドのミュージ郎forMACとヤマハのMIDIキーボードCBX-K2が初めてのDTMセットだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/b3/e58ef983fec233a4a48f6a05e34eb862.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/52/d82254211c7cdfef98035aeb1035ec3d.jpg)
YMOのビハインドザマスクや、佐野元春のミスターアウトサイド等、譜面を買ってきてマウスでポチポチと打ち込んでコピーしていた。
その後、シンセサイザーが欲しくなり初めて買ったものが立川の楽器店で中古で6万円で購入したコルグWAVESTATION。私がシンセに求めていたのは生楽器の電子版の音(ピアノやストリングス)だったのだが、この機種はシンセでしか出せないような奇妙な音ばかりが入っており、オーソドックスな楽器の音が少なかったので、少し期待外れだったのを覚えている。とはいえ、この時期のコルグシンセの鍵盤は適度なクリック感があって押し心地がよく、デザインも秀逸だったのでずっと持っていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/11/a0b3c01334b6e66abcbe9a928d9d9238.png)
YMOの後は、野田努が編集したデトロイトテクノのコンピレーションアルバム「コズミックソウルⅡ」の中に入っているURのJupiter Jazzに衝撃を受け、それ以降、更にテクノに興味が深まっていく。
初めて買ったサンプラーがAKAIのS01。これでサンプリングしたサザエさんの中島の声で作った「中島クリスタル」という曲が、私の最初のオリジナル曲。その後ボイスサンプリングの曲はいろいろ作ったが、ボイスサンプルの曲で私が一番気に入っているのが渡辺篤史の声でつくった「Home殺し」。
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私がDTMを始めたのは、15歳のころにYMOを聴いて、こういうのを作りたいと思ったのがきっかけ。15歳というと1991年なのでYMOが散解してから8年経過しているが、ラジオか何かでライディーンを聴いて「こういう音楽あったよな」と思い出したのだと思う。
また、パソコンが欲しかったのだが、DTMはパソコンを購入する動機付けとして働いたとも思う。DTMをやりたくてパソコンを買ったのか、パソコンが欲しくてDTMをやったのか、どちらだったかは思い出せない。
初めて買ったパソコンはMacintosh LCⅡ。LCはローコストカラーの略で、あの頃はカラーで手が届くのがこの機種のみだった。
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このLC2と、ローランドのミュージ郎forMACとヤマハのMIDIキーボードCBX-K2が初めてのDTMセットだった。
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YMOのビハインドザマスクや、佐野元春のミスターアウトサイド等、譜面を買ってきてマウスでポチポチと打ち込んでコピーしていた。
その後、シンセサイザーが欲しくなり初めて買ったものが立川の楽器店で中古で6万円で購入したコルグWAVESTATION。私がシンセに求めていたのは生楽器の電子版の音(ピアノやストリングス)だったのだが、この機種はシンセでしか出せないような奇妙な音ばかりが入っており、オーソドックスな楽器の音が少なかったので、少し期待外れだったのを覚えている。とはいえ、この時期のコルグシンセの鍵盤は適度なクリック感があって押し心地がよく、デザインも秀逸だったのでずっと持っていた。
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YMOの後は、野田努が編集したデトロイトテクノのコンピレーションアルバム「コズミックソウルⅡ」の中に入っているURのJupiter Jazzに衝撃を受け、それ以降、更にテクノに興味が深まっていく。
初めて買ったサンプラーがAKAIのS01。これでサンプリングしたサザエさんの中島の声で作った「中島クリスタル」という曲が、私の最初のオリジナル曲。その後ボイスサンプリングの曲はいろいろ作ったが、ボイスサンプルの曲で私が一番気に入っているのが渡辺篤史の声でつくった「Home殺し」。
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その後、シーケンスソフトをスタインバーグのCUBASEに変えた。TB-303とTR-808のモデリング音源であるRe-birthとのセットのパッケージを買ったと思う。Recycleというサンプル音を切り刻んで再配列するソフトが入っており、これが非常に使い勝手が良かった。サンプルスライスを並べて曲を作る方法は、手弾きもできずまた楽典知識の無い私にとっては有難いやり方だった。
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大学時代は研究室の先輩田中さんからシンセを借りて曲を作っていた。ローランドのJupiter‐4とヤマハDX7 ⅡFDを借りた。いま考えると、よくこんな貴重なビンテージ機材を貸してくれたと思う。「Fight shin-ei」という曲はJupiter-4のアルペジオをサンプリングして作った。「Quantum theory」という曲のリードはDX7を使っている。
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大学卒業間際では、WindowsPCで曲を作ることも増え、SoundForgeで編集したデータをACIDに貼り付けて作ったものも多い。この頃が一番多作だった。
Roland Juno-106をハードオフで見つけて、たしか5万ちょっとで買ったと記憶している。続けて音をだすと何音か目に「ミョーン」と発振した音が出る不具合を抱えていた。ICの故障らしいのだが、その頃にはもうそのICは売っていないので直せないという状況だった。この故障の情報は研究室の野口さんが教えてくれたのだが、Jupiter4を貸してくれた田中さんといい野口さんといい、大変恵まれた人的環境だったんだなと思った。音響に関わる研究室だったのでこういう人達が居た。「Pac-land」という曲のシーケンスフレーズはこのJuno-106を使っており、所々ミョンミョンと発振しているのが聴くとわかる。
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社会人になってからもDTMは細々と続けていた。同期に借りたローランドJV-50を5年以上借りっぱなしにしていた記憶あり。ほとんど使わなかったのにずっと借りっぱなしで悪いことをした。
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ハードオフでコルグT3を2万で見つけて買ったこともあるが、その頃はDTM熱が下火だったのであまり使わなかった。
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2011年に自宅を購入する際に再度自室でDTMをやろうと思いiMacとCUBASE、Autriaのソフトシンセを導入した。結局このセットで完成までこぎつけた曲は1曲だった。仕事が忙しく何年も電源を入れない日が続いたので全て売ってしまった。
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人生の中でもう一度DTM環境を構築したいと思っている。その際は盆栽スタジオと命名し、たとえ電源を入れなくても眺めているだけで良いという心持ちで過ごせる環境にしたい。DAWはAbleton Live、MIDIコントローラはPushにしよう。いつやるかは未定。
なお自作の曲をサウンドクラウドにuploadしてショートカットをつけたのだが、このgoo blogだと文章にサウンドクラウドドットコム(のアルファベット)の文字列が入っているだけで不正な書式というエラーが出てしまうので、曲のショートカットをつけるのは諦めた。
追記:高専の時のクラスメイト大石君から買ったnovation bass stationと、社会人になってからハードオフで8000円で買ったYAMAHA SY85を載せるのを忘れたので載せておく。SY85は長女のピアノ練習にも使った。
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