今日車で次女をスイミングに送る途中、ひったくり注意の看板を見つけた10歳の次女が「ぼったくりは知ってるけどひったくりって何?」と質問してきて笑った。奥さんは爆笑していた。覚える順序が逆でしょと。
次女は今日スイミング13級の試験に合格した。夜はたこ焼きを自宅で焼いて食べた。楽しい一日だった。
今日車で次女をスイミングに送る途中、ひったくり注意の看板を見つけた10歳の次女が「ぼったくりは知ってるけどひったくりって何?」と質問してきて笑った。奥さんは爆笑していた。覚える順序が逆でしょと。
次女は今日スイミング13級の試験に合格した。夜はたこ焼きを自宅で焼いて食べた。楽しい一日だった。
若いころコピーライターを目指したこともあっていろいろと有名な言葉を調べたが、よいと思う言葉はそれほど多くなく、今でも心に残っているのは以下の3つ。
・皇国の興廃この一戦にあり。各員一層奮励努力せよ(秋山真之)
・もはや戦後ではない(昭和31年の経済白書、初出は中野好夫とのこと)
・Aが死ねばよかったんだよ!(藤子F不二夫が亡くなったときの倉持陽一の発言)
2番目の「もはや戦後ではない」は、あの頃の人々の空気を見事に表した言葉と思う。
で、いま私が感じているのは「もはや先進国ではない」という事。剽窃して書くと。
これはここ数年で感じていた。例えば大雨が降ったときに浸水したり雨漏りしてる動画がたくさん流れる。駅とか。雨の強さを印象付けるために流しているのだろうが、公共の場所があれほど雨漏りしちゃってるのって普通に発展途上国みたいだなと感じたのが数年前。
例えばテレビゲーム。PS5発売でどんなゲームがでるのかと思って調べるとほとんどが海外製。ハードは日本製なのに日本のソフトメーカーがついてこれない。
全国の小中学校でプールを維持するのが困難と聞く。設備が老朽化してもそれを更新できる経済力がない。地方のシャッター商店街は常態化し、テレビをつければゴールデンタイムに入れ歯洗浄泡スプレーのCMが流れる。国民の平均年収はそろそろ韓国に抜かれるとのこと。
80年代まで続いた高度経済成長で得た経済力の惰性でその後30年やってきたが、経済の水位が下がったいま、これまで水面下にあった数々の問題や実力不足が露呈してきた。我々が目を背けてきた「敗戦国(隷属国)である」という事実も貧乏になると目を背けられなくなってくる。新型ウイルスが流行すればあわてて布マスクを配ってしまうほど官僚含めた実力は磨滅しておりワクチンも自国で作れない。
だから政権批判するというのではなく、自民がやろうが立憲民主がやろうが大差ないのだからそこは諦めて、我々自身が任せてぶーたれるから引き受けて考えるをやりましょう。それをやるのに「もはや先進国ではない」という状況認識を持つのが必要。ただ、今現在はタイミングが早すぎてだめ(タイミングが早すぎてダメなことを私はパックスパワーグローブ現象と呼んでいる)で、多くの人がもはや先進国ではないと腹落ちするまでに時間がかかる。だから加速主義でどんどん日本を焼け野原にして目覚める人を多くする。ガースーは今の調子でがんばれ。黒田はもっと株買っちゃえ。
私はもはや先進国ではないので日曜もシゴトして、資本主義の行き詰まりはわかりつつも今後十年はまだ持つだろうから(日銀が破綻してデフォルトまで行くのが先かもしれないが)生活必需品がいきわたった世界で数少ない代替需要を勝ち抜くために必然と無縁の微小な差異を無理やり生み出し続けてケイザイを回して行く。その合間に虎舞竜的幸せを感じられればよい。さて実務に戻ろう。