筑西の里山 五郎助山&丸山 スタッフブログ

「NPO法人里山を守る会」のスタッフが、行事予定、活動報告、里山の自然など、旬な情報をお届けします。

焼き芋雑感

2011年11月15日 | 日記


里山では、はらはらと風もないのに落ち葉が舞い
(いつになく緑のままの葉っぱが多いものの)
焼き芋がおいしい時期となりました。

里山がある筑西市関城地区は、
有名な「井上のさつま」の産地。
国道294号線沿いに直売所があったりします。

これから、たくさんの団体から、
焼き芋のご依頼を受け、
里山スタッフ大忙しの時期になります。
今年は放射能への不安からか、
見合わせる団体さんもあるようですが、
それでも、今月だけで3件のご依頼があるようです。

ちなみに古いデータですが、
8月に里山の水たまりや池、広場などで放射線量を計測した結果、
0.06~0.08マイクロシーベルトの地点が多く、
最高でも0.095マイクロシーベルト(広場)。
飲用の井戸水は10月17日の検査で、
放射性ヨウ素も放射性セシウムも不検出です。

さて、この焼き芋、
スタッフは早朝から里山に来て準備を始めます。
小枝や落ち葉を集め、円形に積んで火を燃やすのですが,
お客さまがお芋を入れるころ、
ちょうどおき火になるようにするのがプロの技。
ただし、この作業がとてつもなく熱い。
以前は、顔にゴーグルのようなものをつけていましたが、
溶けて使い物にならなくなりました。
また,理事長さんのブログにもあるように,
今年は未だに木の葉が落ちず,
落ち葉の確保が難題となっています。

そんな大変な作業でも、みなさんが「おいしい」と
ほおばってくださる瞬間がうれしくて、
スタッフはせっせと材料を集め,お芋を焼きます。


さて,焼くときの私たちの願いですが、
できるだけ、下準備や、火にお芋を入れることなどを、
みなさんの手で体験していただきたいのです。

先日の女の子たちのグループは、
お芋、新聞紙、アルミ箔、そしてバケツまでご持参いただき、
自分達でお芋を新聞紙に包み、水につけ、アルミ箔でくるんでいて
感激しました。
火に入れるのも是非自分たちの手で、
と用意されたおき火のところに連れていくと、
みんなおもしろそうにポ~ンポンとお芋を投げ入れていました。
焼いている間はネイチャーゲームで遊び、
焼き上がったところで、また火のところに行って、
お芋を出すシーンを見学しました。
火のそばが煙たかったり,
とても熱かったりすることに気づいてくれました。
また、たなびく煙の中に日差しがさしこんで、
ひかりの線が見えたことに心を躍らせる子もいました。

わ~い焼けた焼けた


身体を動かし、五感を使って里山の自然を体験していただきたい、
という思いのもと,
訪れる皆さんをお待ちしています。
これから利用されるみなさん、
難しい準備はスタッフが行ってくれると思いますが、
是非、できる部分はご自身の手で、
焼き芋作りにチャレンジなさってみてください。
(バケツは里山のものをお貸しできます)

<ご注意>
こちらの井戸水は飲めません。
飲み水は、小屋の周囲の蛇口からお願いいたします。


<おまけ>
ガマズミが豊作


ムラサキシキブ


以前咲いていた花
(人気の花で、根こそぎ持っていかれることがあるのが残念
 里山でご覧になってください。)

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