筑西の里山 五郎助山&丸山 スタッフブログ

「NPO法人里山を守る会」のスタッフが、行事予定、活動報告、里山の自然など、旬な情報をお届けします。

全体作業日~植物プレート設置~

2014年06月20日 | 自然体験活動

                  

6月14日(土),五郎助山の全体作業がありました。

この日も新入会員の紹介があり,うれしいスタート

 作業分担確認

 

池の除草

 

 特製のボートで

 

    カルガモご夫妻も応援 

 

雑木林の中では,倒木を整理する作業。

講習を受けた会員のみがチェーンソーを扱えます。

 

  

 

私はいつもは食事当番ですが,今回は植物のプレート設置の作業に参加。

植物に詳しい黒岩さん,八板さん,木村さんとともに敷地内を回りました。

プレートは会員の黒岩さん特製のもので,
名前とともに,写真もついています。 

 

 

「オカトラノオ」が開花間近です。

草刈りの時期をずらしてもらったので,
例年より株が広がりました。 

 

木村さんは,筑波山などで長くインストラクターを務めていらっしゃったそうで,
何気なく生えている草について,次々に名前や特徴を教えてくださいました。

例えば,ナズナかと思ったこの草は・・・ 

「マメグンバイナズナ」 

               実が軍配のような形です。

  

木村さんが,「エノキ」の幼木発見

葉っぱのぎざぎざのつきかたで,
似ている「ムクノキ」と区別できるそうです。 
(葉の上半分に浅い鋸歯) 

国蝶のオオムラキを呼び戻せないかと願っていますので,
ミニプレートで目印をつけ,
食草となるこの木を大切に育てることにしました。
  

お昼はカレー。食後に作業部会(今後の作業や行事について打ち合わせ) 

  

 

 JTさんからの助成金の紹介

 

  

今回,五郎助山にたくさんの種類の草花が生えていることが改めて実感でき,

私にとって,収穫の多い作業日となりました。


「エノキ」に目印をつけているとき,
一緒にいた会員が
「俺たちはこの木が大きくなった姿を
見ることができないかもしれないけどなあ」と言っていました。

私たちが行っている活動の中には
成果を見届けることができないものもありますが
次の世代が豊かな自然の中で過ごせるよう, 
この活動を続けていきたいなあ,と
思いを新たにした瞬間でした。 

 

 

 


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2 コメント

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私たちが遺せるもの (おおくぼ)
2014-06-21 07:37:46
シンガーソングライターの
笠木透さんのこの歌↓が好きです。


1 生きている鳥たちが 
  生きて飛び回る空を
  あなたに残しておいて
  やれるだろうか 父さんは
    目を閉じてご覧なさい
    山が見えるでしょう
    近づいてご覧なさい
    辛夷(こぶし)の花があるでしょう

2 生きている魚たちが 
  生きて泳ぎ回る川を
  あなたに残しておいて
  やれるだろうか 父さんは
    目を閉じてご覧なさい
    野原が見えるでしょう
    近づいてご覧なさい
    竜胆(りんどう)の花があるでしょう

3 生きている君たちが 
  生きて走り回る土を
  あなたに残しておいて
  やれるだろうか 父さんは
    目を閉じてご覧なさい
    山が見えるでしょう
    近づいてご覧なさい
    辛夷の花があるでしょう



子どもたちが安心して走り回れる場所を
遺せるだろうか?
遺してあげたい,
そういう思いで里山活動に入りました。

そうしたら,活動自体が楽しくなりました。

この楽しさを,たくさんの人に広げ,
一緒に味わえたらなあ,と思っています。

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未来の子供たちのために (ゆきじい)
2014-06-21 04:14:57
今、私たちが活動をしている原点が「未来の子供たちのために」。といっても過言でないと思います。

「自然の中で友達と自由に遊ぶ。」この当たり前のことが難しくなっています。

本来、教育行政の専門家が大きな予算を計上し、取り組まなくてはいけないと思いますが、民が官を動かすことも少なくないので一つのモデルケースとして私たちの活動は貴重です。

自分たちが楽しみながら、誇りをもって継続しましょう。

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