筑西の里山 五郎助山&丸山 スタッフブログ

「NPO法人里山を守る会」のスタッフが、行事予定、活動報告、里山の自然など、旬な情報をお届けします。

春の植物観察会

2015年05月31日 | 自然体験活動

5月31日,

春・・・というより,

もうまさに「夏!」という気温でしたが,

涼しい森の中を中心に,植物観察会を行いました。

 

講師はおなじみ,

ミュージアムパーク茨城県自然博物館の

小幡和男先生

 

池の近くからスタート。

最初はヤマボウシ。

今年はたくさん花をつけています。

 

「花びらは何枚でしょう?」

 

「4ま~い」と元気なお子さんの声

白いところが花びらから思っていましたが,

ここは「総苞(そうほう)」と呼ぶそうで,

花は真ん中に→

 

秋には甘い実をつけます 

 

 

 次はドングリの芽。

引っこ抜いて,根元についているドングリの形を観察。

丸いのがクヌギ,

細長いのがコナラ。

殻を丁寧に取ってみると・・・双葉の形になりました。

やってみたい人,と先生からお誘いを受けて,

代表のお子さんが殻を上手にむいてくれました。

 

「親の木はあれだね」

 

こんな感じで,身近な植物なのに,

知らなかったことがたくさんあって,

小さいお子さんたちも釘づけ。

割ったり,切ったりして観察するわくわくを味わいながら

観察会が進みました。

 

この日観察した植物は15種ほど。

残りの植物に関しては,次回詳しくお伝えするとして,

その後の流れです。

 

観察会の後半はお楽しみ,食べられる植物の採取。

里山では,ウルシの仲間など一部の植物を除いて,

たいていのものは食べられるのですが,

今回は,特においしい

ウド,タラノキ,ヤマウコギ,ツリガネニンジン,コバギボウシなどを採取。

「先のほうを少しずつ曲げてみて,ポキッと折れるところで折ると

 おいしいところが採れます」

と採取のコツも教えていただきました。

 

早速,みんなで採ってみました。

採ってきたものを

植物に詳しいスタッフが選別。

 

参加者が植物観察をしている間,

あらかじめ採取しておいた山菜を

せっせと揚げ続けるスタッフ。

 

そこに,参加者が採取したものを加えます。

 

たっぷり並んだ山菜の天ぷらのバイキング。

スタッフ手作りのおにぎりと味噌汁,漬物もついて

いただきま~す。

 

 

植物観察だけでなく,水辺でも楽しむお子さんたち。

ザリガニやオタマジャクシをゲットできてうれしそうでした。

これからも,里山に来て,

たくさん遊んでね。

 

 

次回は,

ドングリ以降の植物観察の様子について,

その面白さをお伝えします。

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (3)
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