【コバノセンナ・小葉の旃那】マメ科カワラケツメイ属
新宿の街角の小公園の一角が、黄金色に輝いていました。
この時期、黄色い花をこんなに咲かせる樹木は珍しいと思います。
このかたも初登場です。
南米原産の常緑蔓性木本です。
蔓性と言われてはおりますが、そうは見えません。
枝をすくっとのばして枝垂れているだけです。
寒さには弱いので露地栽培で冬越しするのが難しいそうですが、九州や沖縄では普通に植えられているようです。
独特の花姿です。
長くのびた2本の雄蕊がユニークです。
花は「アンデスの乙女(ハナセンナ)」(当ブログでは未発表です)とよく似ていますが、葉っぱがまったく違います。
いかにもマメ科らしく、丸い形をしております。
5時過ぎの撮影でしたので、葉っぱが閉じっかかっておりました。
マメ科の植物にはよく見かけられる特徴ですよね。
ネムノキは名前の由来にもなっております。
「センナ・旃那」と漢字表記しておりますのでいかにも和名のようですが、実はベンガル語に由来する学名のひとつ「Senna」を無理くり当てたようです。
他のセンナの仲間と比べると葉っぱが丸くて小さいので、 「コバノセンナ・小葉の旃那」と呼ばれるようになったようですよ。
スクランブルエッグとの英名があるとのことです。
検索しておりましたら、宮崎発のサイトが数多くヒットします。
日南海岸には大群生地があるようですよ。
何年にもわたり、多くのかたたちが大切に育てているようですね。
コバノセンナが宮崎に多いのは、戦後「宮崎交通」の社長岩切章太郎氏が、日南海岸に積極的に植栽したことによるそうです。