goro's 花 Diary

東京の街を彩る花たちを追っかけています。

鰻を掴まえましょう

2011年10月16日 | 花たち

 


【アキノウナギツカミ・秋の鰻掴み】タデ科イヌタデ属


この花も出会ってみたい花のひとつでした。
愛してやまない同じタデ科の萌え花ママコノシリヌグイを検索しているとよく見かける名前でしたのでね、是非ともご尊顔を拝したいものだと願っておりました。
ネット画像で長い間お勉強しておりましたので、初めての出会いでしたがすぐに判りましたよ。

北海道から九州の日本各地をはじめ、広く東アジアの沼沢地、湖岸などの湿地で生育する1年草です。
茎にある棘を他の植物に引っかけながら長くのびていきます。

ミゾソバやママコノシリヌグイと似た風情持った植物ではありますが、葉の形の違いで区別するのがいちばん判りやすいかな。
細長い葉が茎を抱えているのが確認できますよね。

ママコノシリヌグイほどではないにしても、アキノウナギツカミもインパクトのある名前ですよね。
おおかた想像はできますが、茎にあるたくさんの棘をを絡ませ(今回の画像ではそのあたりは確認できません)、ヌルヌルの鰻を掴まえることができるというのが名前の由来です。

「アキノウナギズル・秋の鰻蔓」との別名もあります。


ところでですよ、「アキ(秋)ノ~」と名付けらたということはですよ、「ハル(春)ノ~」もあるんでしょうかね。

どれどれ…


「ナツノ(夏)~」はありましたが、春はなかったです。
その他には頭になにも付かない「ウナギツカミ・鰻掴み」「ナガバノウナギツカミ・長葉の鰻掴み」、「ホソバノウナギツカミ・細葉の鰻掴み」などがあるようです。


赤い花~~ 赤花

2011年10月15日 | 花たち

 


【アカバナ・赤花】アカバナ科アカバナ属


久々に「科名の花」の紹介です。
もちろん初登場。

今回はごく側まで近寄れなくて腕をのばして撮ったので、多くの表情を押さえることができませんでした。
出会えたことだけで、大、大、大満足です。

北海道から九州までの山麓や野原、休耕田などの湿った場所に生育しています。

花を見るとアカバナユウゲショウによく似ておりますが、大きさはやや小振り、花色は薄めかな。
同じアカバナ科ではありますが、アカバナユウゲショウはマツヨイグサ属なんだよね。

花色から「アカバナ・赤花」と名付けられたのかと思っておりましたが、違ってました。
秋になると葉が紅葉するのが命名の由来だそうです。

この時点(9月24日)で、すでに足元部分は紅葉しかけておりましたよ。


野大角豆

2011年10月14日 | 花たち

 


【ノササゲ・野大角豆】マメ科ノササゲ属

当ブログ初登場です。


原産地は中央アフリカとのことですが、平安時代に帰化しました。
本州から九州の山地の林縁などに自生し、あたかも在来種のような顔をしています。

まあね、千年以上も前から大和の国にお住まいなさっていらっしゃるのですものね、今更外国からやってきたお方だと言われてもね・・・

細い茎を長くのばす蔓性多年草です。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ササゲ」に似て野に咲くことから、野にあるササゲ「ノササゲ・野大角豆」が名前の由来です。

「ササゲ」とはインゲン豆の仲間のことで、食用になる豆のことです。
弓なりに反り返る若い実の形を、物をささげ(捧げ)持つ様子に見立てて「ササゲ」と命名。
また「ササゲ」には、「神に捧げるもの」との意味もあるようです。

「ササゲ」を「大角豆」と漢字表記することについては、納得いくような説明は見つけられませんでした。

「キツネササゲ・狐大角豆」の別名もあります。

すでに実も生ってました。

熟れると莢は紫色、実は青くなるのをネット画像で見たんだけど、美しいです。
是非とも本物を見てみたいと思っておりますが、果実はなかなか見られないとあちこちのサイトに記述されておりました。

この青い実の運命やいかに。


山杜鵑

2011年10月13日 | 花たち


【ヤマホトトギス・山杜鵑】ユリ科ホトトギス属

 (保護されているとはいえ)自然の姿のヤマホトトギスを初めて見ました。

撮影日は少し前、9月24日です。

雌しべの先が長く伸び、3裂して横に広がり、その先がさらに2裂している。
それを取り囲むように6本の雄しべが伸び、雌しべの下で広がっている。

このサイトに書かれているそのままの状態を確認することができました。

斑紋が違うものがあります。

赤花と白花の2色に見えますよね。