goro's 花 Diary

東京の街を彩る花たちを追っかけています。

曼珠沙華、承前

2008年09月11日 | 08 花たち



【ヒガンバナ・彼岸花】【マンジュシャゲ・曼珠沙華】
ヒガンバナ科ヒガンバナ属

9/6

つい先日アップしたときは、いくらなんでも早過ぎるんじゃないかと思い、ヒガンバナです、マンジュシャゲですと言い切ることが出来なかったので、リコリスのお仲間ですよって逃げておりましたけどね。

でも9月ですのでね、もういいでしょう。
黙っていられません。

          
             ヒガンバナですよ~~

                  マンジュシャゲですよ~~

            恋する女が染めたが、咲き出しましたよ~~


飛びっきり早く咲いたマンジャシャゲということにしておきましょう。


ならばということでね、昨日の午後、古くからの花マップ登録会員の、新宿副都心のマンジュシャゲの様子を見てきました。

まだまだです、陰も形も見えません。
新宿中央公園のマンジュシャゲも、同じくでした。
こちらの花は、もうしばらく待つことにいたしましょう。


そのまま西新宿から神田川沿いを下り、戸山公園を経由してgoro’sにやってきたんだけど、道中こんなリコリスの仲間たちとの出会いがありました。


【ショウキズイセン・鐘馗水仙】ヒガンバナ科ヒガンバナ属

goro’s 花 Diaryには2年振りの登場です。

西南日本から台湾、中国、ベトナム、ラオスにかけての地域が原産の、球根性多年草です。

黄色いヒガンバナだと思っているかたもいらっしゃるようですが、一応ヒガンバナとは別品種だと考えたほうがいいでしょうね。
草丈も花も、ヒガンバナより大型です。


午後の陽射しをまともに受けておりましたのでね、
黄金色に光り輝いておりました。

「ショウキズイセン・鐘馗水仙」の名前は、五月人形でお馴染みの鐘馗さまに由来します。
鐘馗さまの頬髯は豪快で、「鐘馗髯」と称されますが、長い雄蕊を鐘馗髯に見立てての命名です。
堂々とした咲きっぷりを、剛毅な鐘馗に譬えたとの説もあります。

英名は「golden hurricane」、「金色のハリケーン」です。
こちらもかなり豪快なスケール感のある名前ですな。

鐘馗といいハリケーンといい、そんなに強いイメージがありますかね。
きれいな黄色い花なのにね。

花びらの縁が、激しく波打つのも、ショウキズイセンの特徴です。


【シロバナマンジュシャゲ・白花曼珠沙華】
【シロバナヒガンバナ・白花彼岸花】
ヒガンバナ科ヒガンバナ属


マンジャシャゲとショウキズイセンの自然交雑種といわれております。
現在では交配種がたくさん作られているようで、花色も白からより黄色っぽいものまで、いろいろあるようですよ。


こちらはご両親さまから受け継いだ、
赤い色素も、黄色の色素も見て取れますね。

白花が咲き出すと、いよいよ本格的なマンジュシャゲの季節に突入ですね。


ご近所で咲いていたこちらも見ていただきます。

【ナツズイセン・夏水仙】ヒガンバナ科ヒガンバナ属

先日紹介した園芸種と思しきナツズイセンより、もっと園芸種っぽいですね。
花びらは波打っていますしね。
花時期や大きさから考えるとナツズイセンで間違いないとは思いますが、まあリコリスの仲間であることには違いないでしょう。



最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
確か (悟郎)
2008-09-13 00:56:20
★noodlesさん

去年も早かったんですよ、こちらの花は。
青山方面ですけどね。

ショウキズイセンとの出会いは、まだなかったですか?
しゃっきりとした花姿ですよ。
返信する
それでも・・・ (noodles3)
2008-09-12 14:23:58
やっぱり、早っ!!!(笑)

あ、ショウキズセンだあ。。
憧れなんです。。。
返信する
コメントありがとうございます! (悟郎)
2008-09-12 01:20:11
★ポージィさん

承前、ふと思いついて使ったのですが、ポージィさんには初めての言葉でしたか?
私も正しい意味で使っているかどうか、心許ない限りです(汗)。

マンジュシャゲにしちゃいました(笑)。
ラジオを聴いてたら、「ヒガンバナが咲いてます」なんて聴視者の便りで言ってたので、ならばこちらも「マンジャシャゲが咲いていますよ~」ってことでね(笑)。
ショウギズイセンやシロバナは、本番のマンジュシャゲよりも少しだけ早目に開花しますのでね、こちらは例年通りかもしれませんね。

そうですよね、ショウギズイセンにしてもgolden hurricaneにしても、強過ぎる名前ですよね。
でもポージィさんの仰るように、いきなり何も無い地面から出てきて咲き出すインパクトは、今よりずっと大きいものだったのでしょうね。
茎もしっかりしていますし、確かに逞しさはありますね(笑)。

★sobaさん

ヒガンバナとマンジュシャゲ、そのときの気分で適当に使い分けています~~

記事中にも書きましたが、マンジュシャゲとショウギズイセンは、一応別品種ってことになっています。
ただ、大筋では黄色いマンジュシャゲでいいんじゃないでしょうかね。
咲いているのは今ですよ。
探してみてください。
返信する
黄色のマンジュシャゲ (soba)
2008-09-12 00:17:41
彼岸花って 名前より マンジュシャゲ がいいな
赤・白 は 観たことが有るのですが 黄色は 初めて  黄色のマンジュシャゲ 萩を観ながら さがしてみましょ 
返信する
承前 (ポージィ)
2008-09-11 10:13:57
勉強になりました。いえね、恥ずかしながら承前という言葉の意味を
知らなかったものですから、まず最初にしたのが辞書で調べることでした。

今度こそ正真正銘のマンジュシャゲなんですね。
しかもシロバナもショウキズイセンも!? 9/6ですか、早いなぁ…
でももう間もなく、あちこちで開花の便りが聞こえ始めるでしょうね。
ショウキズイセンの名前の由来の鐘馗様や、golden hurricaneは、
花から受ける実際の印象より随分強いと感じますが、
洋の東西両方で威勢のよさや勢いを感じての命名というのが
面白いです。こんなに様々に華やかな園芸種がなかったころは、
今感じるよりインパクトが大きかったのかもしれませんね。
返信する