goro's 花 Diary

東京の街を彩る花たちを追っかけています。

鎌の柄 ‐赤い実同盟レポート‐

2007年11月13日 | 「赤い実同盟」


「赤い実同盟」の新会員さんです。
ブログなどでは見ていましたが、実際に対面したのは初めてです。
想像していたよりも、大きな木でした。4~5メートルばかりありましたかね。

落葉低木で、高さ5メートル、直径10センチほどになるって言われておりますので、おじさんが出会ったものは大きいほうなんでしょうね。


【カマツカ・鎌柄】バラ科

「カマツカ」と音だけ聞くと何?って感じがしますが、漢字の「鎌柄」を見ると、読んで字の如し、鎌の柄(え)ですものね
材質が堅くて粘りがあり、折れにくいので、鎌や槌の柄に利用されたのが、名前の由来です。

ウシコロシ・牛殺しという別名がありますが、大きな牛を殺すほどの毒があるということではなくて、この木で牛の鼻輪を作ったことに由来します。
鎌の柄に利用されたのと同じ理由で、堅くて粘りのある性質を利用し、たわめて輪っぱにして、牛の鼻輪を作ったようです。
馬もそうですが、鼻輪を付けられた途端、おとなしくなるんですよ。
牛殺しの「殺し」とは、手なずけるという意味です。

どちらにしても、もう少し考えて命名して欲しかったよな。

赤い実は、1センチほどの大きさです。
食べられるそうですが,あまり美味しくは無いとか。

今回は遠慮してきたんだけど、チャンスがあったら、試食してみたいですね。
あまり美味しくない味を、確認してみたいです。


花は5月頃咲くそうです。
画像でみると、バラ科の特徴を持った、真っ白な小花なんですよね。
来春、見られるといいですが。