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goro's 花 Diary

東京の街を彩る花たちを追っかけています。

優等生の振る舞い ‐赤い実同盟レポート‐

2007年11月03日 | 「赤い実同盟」

さあ、いよいよ「赤い実同盟」が始動いたします。

赤い実に限らずですが、いろいろな果実たちの実り、あちこちで確認できますよね。
花の少なくなってくるこの時期の大いなる助っ人たちの姿が、この先のgoro's 花 Diary で登場することが多くなってきますよ。

今回は「赤い実同盟」の、超優等生を紹介いたします。

西新宿の街なかをプラプラしてたら、赤い実センサーが鳴り響きました。
マイカーを停めてみると、無人の家の庭に放置された自転車に、ヒヨドリジョウゴの蔓が襲いかかっておりました。
一部、ヘクソカズラも参加しておりましたがね。

やっぱり蔓植物は逞しいは。

まだヒヨドリジョウゴでよかったですよ。
もしヤブガラシだったら、蔓の海に埋没して、自転車の姿は見られなかったかもしれません。

それにしてもまだ充分走れそうな自転車だよな。
酷使してるマイカーより、使用頻度は少なさそうだよ。
モッタイナイな。


【ヒヨドリジョウゴ・鵯上戸】ナス科

9月の初め頃から、赤く色付いた実は目にしておりました。

ヒヨドリが好んで食べることからの命名だと、どのサイトでも言われております。
有毒な果実だとの記述もしかり。

ヒヨドリジョウゴの赤い実には、昨年一昨年と、リース素材として大活躍していただきました。
今年もお世話になること必定です。
よろしくお願いいたします。

7/10撮影

花もなかなか可愛いですよ。



初恋の味? ‐赤い実同盟レポート‐

2007年07月04日 | 「赤い実同盟」



【ナワシロイチゴ・苗代苺】バラ科

とっくに花の時期はは終わってます。
撮影したのは、5月24日と27日です。

ピンクの花びらですが、これが開花した状態です。

他のキイチゴたちのように、パッとは開かないのです。
キイチゴの花はほとんどが白ですからね、この可愛いピンクの花びらが開いたら、さぞかし人気者になったことでしょうにね。

萎びてはおりますが、辛うじて花びらが残っているものです。

後は、赤い実になるのを待つだけです。

昨年は味見をしておりませんのでね、今年こそはと、その日を待ち望んでおりました。

 

 

      まだかな

 

 

                           ま~~だだよ~~

 

 

          もういいかい?

 

 

 

 

 

 

              もういいよ~~~

 

 

 




ルビー、ルビー、真っ赤なルビー~~~

  
  どれどれ、早速味見をしてみましょう

        何10年振りだろう?
               軽く40年は過ぎてるな


  あれぇ?・・・    

            こんなに酸っぱかったかな?

                          蕩けるような甘味だったはずなんだけどな


学校帰りに仲間たちと競って食べた赤い実は
もっと甘かったはずなんだけどな


      記憶の操作があったんだな


          でもでもシアワセには違いありません


何10年振りかに会った初恋の君が
どんなに変わっていても
その子を好きだったということは
消し去れない事実ですから・・・


変わったのは、私のほうですから・・・



幻、赤い酒 ‐赤い実同盟レポート‐

2007年06月27日 | 「赤い実同盟」

「赤い実同盟」の活動、休んでいたわけではないんですけどね。
そこそこの成果もあげていたんですが、春盛りと咲き出して花たちに追われ、そうこうしているうちに夏の花たちも咲き始めてと、ゲットした赤い実さんたち、倉庫に眠ったままになっておりました。

機を見て紹介していきましょう。

まずこの赤い実から。
(名前をクリックすると、花の画像にリンクしています)



ニワトコ・接骨木・庭常】スイカズラ科

昨年は赤い実の時期を逃してしまい、出会えずじまいでした。
その理由も、なんとなく理解しましたよ。

今年こそはと、マイ花マップに3箇所あるニワトコの木を、折に触れチェックしておりました。

ということで、「赤い実同盟」の新会員さん登場です。

花が咲いていたのが4月の頭、この赤い実の撮影が、5月23日です。

1粒の大きさが3~4ミリでしょうかね。
小さな可愛い赤い実です。

古来ヨーロッパでは、赤い実を発酵させてエルダーベリーワインを作っているそうです。
ワインはともかくとして、果実種にするとおもしろいかなと思っておりました。

ところがこの赤い実たち、あっという間に姿を消してしまいました。

考えられることはただひとつ。
鳥さんたちに先を越された模様です。
昨年出会えなかったのも、このせいじゃないかと思います。

もっと全体が熟れてから採取を、なんて思った私がバカでした。

少々青い実が混じっていようが、見つけたら即採取すること。
今年得た教訓です。



冬の筏乗りさん -赤い実同盟レポート-

2007年02月17日 | 「赤い実同盟」



「ナギイカダ・梛筏」ユリ科

ナギイカダの赤い実は、すでに10月の終わり頃から、赤い実センサーに反応しておりました。
写真も撮っていたのですが、少し待っててもらいました。
昨年同様、花の写真と同時にと思っていたからです。

ナギイカダの花のこと、昨年ポージィさんから教わって、すっ飛んでいって写したのですが、あまりいい写真が撮れなくて、おそまつ画像を、「造花じゃなく、花も」のタイトルでアップするのがせいぜいでした。

今年こそは、もう少しましな写真をと、花の咲くのを待ちわびておりました。

花の時期がやってきました。


昨年よりはましな写真が撮れました。

葉の上に、ちょこんと花が咲いています。

実は葉に見えるけど、枝が変化したものだということは、昨年もお伝えしております。
暑くて堅い葉の先端の刺は、鋭く、かなり強烈です。

その特色を活かして、侵入者を防ぐ目的で、生垣などに利用されることがあるようですが、そんなに高くなることはなさそうです。
せいぜい1mという記述をみましたが、わたしが見かけたものは、大きいものでも50cm程度です。

雌雄異株ですが、これはどちらなんでしょうね。
調べてみましたが、特定できる画像には出会えませんでした。


柔らかい風情をもった花筏から名前はいただいたようですが、筏の種類が違います。
こちらは、硬質な筏ですね。

花の咲き方のユニークさは両者共通ですが、ハナイカダはミズキ科、ナギイカダはユリ科と、まったく違っております。


縁の薄い赤い実 ‐「赤い実同盟」レポート‐

2007年02月04日 | 「赤い実同盟」

「赤い実同盟」隊員の私は、探し求めていた赤い実がありました。 
晩秋になると見られるという情報がありましたのでね。

goro's Diaryの花のお仲間としては紹介済みなのですが、「赤い実同盟」としては新会員さんとして、赤い実を紹介できると、心待ちしてたのです。

花と出会ったところが、頻繁にチェックできる場所でしたので、その都度見てきていたのですが・・・

実が1個も生らなかったのです。
花はたくさんあったので、安直に待っておりましたが、1個の結実もありませんでした。

ならばと、少々遠出にはなりますが神田川方面に向ったのは、「蝋梅行脚」の記事で発表したその日、先月21日の日曜日のことです。

第一義の目的はあくまでロウバイの花でしたが、赤い実探しも重要な要素でした。

神田川沿いの公園で、群落して咲いている花を確認しておりましたのでね、あそこでなら赤い実に出会えるだろうと、そう考えて向ったのです。

ところがです、赤い実センサーの感度を目一杯あげて探してみたのですが、ありませんでした。

いえ、あるにはあったのです、1株だけ。

でもその赤い実は、「赤い実同盟」の新会員さんですよって紹介するには、あまり貧弱過ぎて、みなさまにお見せするような代物ではなかったのです。

でも今なら紹介できます。
こんな株でした。


写真見て、私のいいたいこと、わかっていただけますよね。
この赤い実では、淋し過ぎるでしょう?

「赤い実同盟」新会員さんです!なんて、ちょっといえません。 


花を紹介したときのタイトルが、「縁の薄い花」だったのですが、「縁の薄い赤い実」で終わっちゃうのかなと、そう思ってしまいました。


ところがです、まったく期待していなかったところで出会っちゃいました。
駒場方面に出かけた先週の日曜日、駒場公園の一角に、ちゃんと待っていてくれましたよ、新会員さんが。

早速見ていただきましょうかね。


「キチジョウソウ・吉祥草」ユリ科の果実です。

まあね、特別美しくも可愛くもないけど、出会うことに意味があるのです。

花が咲いたらいいことがあるといわれているキチジョウソウですが、赤い実を見つけたらシアワセになるに訂正してくれないかな。
そのくらい苦労したんだからさ。


すぐ傍に、キチジョウソウのお仲間の、青い実くんもいましたよ。


「ノシラン・熨斗蘭」ユリ科

まだ少しグリーンがかっていますかね。