goro's 花 Diary

東京の街を彩る花たちを追っかけています。

蔓の季節到来

2006年07月26日 | 06 花たち


どこを見回しても、蔓性の植物たちの天下になりつつあるってことは、報告しましたよね。 

そんなものたち、紹介しますね。


断然の主役は、「ヤブガラシ・藪枯らし」ブドウ科です。

あらゆるところで蔓を伸ばし、もとあった植栽が何だったのかもわからなくなっているものもあります。
スピード、繁殖力、恐るべし状態です。
さすが、藪枯らし。
昨年も書きましたが、藪まで枯らしてしまうほど強いヤツだというのが、名前の由来ですからね。

オレンジとピンクのロウソクのような花です。
さすがブドウ科ってこと、なんとなくわかりますよね。

と、これでお終いのはずだったんですが、ポージィさんのブログのヤブカラシの記事を見て、眼から鱗が落ちました。

この状態は、花びらやオシベが落ちた後の姿だったんです。

朝早くに開花すると、すぐに花びらやオシベは落ちちゃうんだそうです。

慌てて見に行ってみました。

わかりますよね?
オレンジのものに、4本のオシベと、4枚の花びらが付いているのが見えますよね。
ここんところのグズついた天気のせいで、午後の時間だったのですが、見ることができました。
お天気と、鱗を落としてくださったポージィさんに感謝です。

上の写真で、ロウソクのように見える花がありますよね。
2色の違いは何かというと、まずオレンジ色で、時間が経つにつれて、ピンクに変化するんだそうですよ。

それに、なんとなんと、ヤブガラシには、実も生るんですって!
1度も見たことありません、こんなに人生やってるのに。
今年は是非出会ってやるぞと、固く決意しました。
なかなか実は付けないらしいのですが、こんなにあちこちヤブガラシがあるんですから、どこかでは会えるでしょう。

お願いします。



「ヤマイモ・山芋」ヤマイモ科 雌花?

まったく自信がなくなってしまいました。
昨年初めて、オニドコロがあるのを知ったのです。
以前のには、どちらを見てもヤマイモだと思ってましたから。
その上、雌雄異株だともわかりました。

それを踏まえての今年だったんですが、さっぱりです。
余計こんがらがってきてます。

葉が対生してるのがヤマノイモ、互生してるのがオニドコロということらしいのですが・・・


「オニドコロ・鬼野老」雄花


すでに実が付いていたのですが、雌花であることは確かですが、ヤマノイモかオニドコロか、さてどっちなんでしょう?

それはともかくとして、この実で子供の頃遊びませんでしたか?

3本指で摘んだような形の実なんですが、その一面に唾液をたっぷりつけて(ここ大事です)、鼻に貼り付けて遊びませんでしたか?

外人になった~~なんてね、無邪気に遊んでましたよ。


              こちらは2月に撮影した、枯れた実です。
              何より驚いたのは、空の青さでした。



「ヒヨドリジョウゴ・鵯上戸」ナス科

赤い実同盟の会員さんとして、大活躍してもらいました。

ヘクソくんとのリースは、評判よかったですからね。

厳密にいえば、ヒヨドリジョウゴは蔓植物ではありません。
対象に絡んでいくような蔓はありませんから。
下の写真だとよくわかるかな?
細かくそこそこの長さの棘が、茎にびっしり生えてます。
触っても痛いというほどのものではありませんが、この棘を巧みに使って、いつのまにかまわりの植物の上に顔を出してます。

こちらにもお願いしとこうかな。

今年もヨロシクね!



「カラスウリ・烏瓜」「キカラスウリ・黄烏瓜」ウリ科

どっちかわからないので、二つ書いておきました。
違いは、乱暴に言っちゃうと、実の色の違いにあります。
赤がカラスウリ、黄色がキカラスウリってことです。

比較的市街地でも見ることができますよね。
ビルの壁面を這い登っているのを、時折みかけます。
植栽を被っているものもね。

花びらの周りに、モシャモシャとしたものがありますよね?

この花を撮影したのは午後5時過ぎだったんだけど、この後夜になるとジワジワと周りのモシャモシャが開いていき、レース状になるらしいです。
私はその状態のものを見たことないんですがね。

チャンスがありましたら、レースのような花をお届けします。

期待しないでね。



「ヘクソカズラ・屁糞葛」アカネ科

今現在はヤブガラシの勢力が凄いですが、このヘクソくんも猛追してますよ。
まだ花数が少ないようですが、蔓はしっかり伸びてます。
気が付けばヘクソカズの海が~~


まだまだ他の蔓性の植物たちの、旺盛な繁殖力を見ることができるのですが、それらは、花の時期にお届けいたします。


今日の記事は、なんだかいい加減になちゃいました。
曖昧なことだらけでしたね。
こちらが確信持てないときは、曖昧なことになってしまいます。
ごめんなさい。勉強します。


怖くない蔓性の花をふたつ。


「ヒルガオ・昼顔」ヒルガオ科


「スイカズラ・吸葛・忍冬」スイカズラ科


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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
蔓植物 (ポージィ)
2006-07-27 11:22:02
リンクありがとうございます(^^)ちゃんと花びらもオシベも付いてますね!

(TBはできなかったみたいです)



ほんとに、夏は蔓性の植物達の天下ですね。

どうして、夏にばかりこんなに多いのでしょう?

悟郎さんがアップされたうち、ヒヨドリジョウゴは見たことが

ありません。あ、キカラスウリもかな?

キカラスウリは昼間から咲いて、花の中心近くのレースになっていない

部分が大きいらしいですよ。カラスウリは夕方からじゃないと

咲きませんよね。

私は、萎んだのしか見たことがありませーん。

(夕方出歩くのは蚊に刺される確率が高くなるから嫌なんですよ~)



そうそう、夏の蔓性植物ときたら「葛」をお忘れにならないで。

悟郎さんの生活範囲ではあまり見かけないかもしれませんが。

あたしゃ、うちの敷地へ侵入して来る葛と毎日戦ってますから…
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ヤブガラシ! (noodles)
2006-07-27 12:57:57
実は昨日、僕もポージィさんのところに辿りつき知りました!

今朝はバタバタして、確認できませんでしたが僕も狙ってみます(笑)。

接写しがいがあるんで、大好きな花ですから♪
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おっ! (ポージィ)
2006-07-27 19:11:52
いつの間にかTB反映されてました。

再挑戦してくださったのですか?ありがとうございます。
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ありがとうございます (悟郎)
2006-07-27 19:18:14
ポージィさん

TBできていないんですね。

再チャレンジしてみます。



ポージィさんのヤブガラシように、咲き始めましたよってものではありませんでしたが、花びらもオシベも見られて、ラッキーでした。

またまたポージィさんのおかげです。



ほとんどの植物が成長し、一息ついてるところに、じゃ行くかってことで、蔓性植物たちがその特性を活かしてのさばっていく。

秋には枯れるという連鎖のなかで、蔓たちも住み分けをしてるのかなと、そう思います。

あまり早く世の中に出てきちゃったら、壊滅する草花、続出ですものね。

赤い実が欲しいので、ヒヨドリジョウゴもあちこちで押さえてます(笑)。

昨年はカラスウリの赤い実には出会えなかったんです。

キカラスウリの実には出会えたんですけどね。

アップしたのはカラスウリだと思ってるのですが、実を確認できていないので、曖昧にしておきました。

キカラスウリだとわかっているものを、チェックしてみます。

ちょうど出勤時間なので、ちょっと回って撮るのにはいい時間なんです。



「葛」のこと、決して忘れていませんよ。

ポージィ家を悩ます葛の海ほどのものは、こちらではみかけませんが、そこそこ見ております。

ただ、花が咲く前に処分されるものがほとんです。

花と出会えるかどうかが、目下のところの課題ですかね。



noodlesさん

ポージィさんがアップしてたヤブカラシの花、可愛いでしょう?

そうですよ、接写命のnoodlesさんには、それこそチャレンジしがいのある花ですよ。

素敵な写真をお待ちしてま~~す。
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分差でしたね。 (悟郎)
2006-07-27 19:21:56
ポージィさん

コメント書く前にTB再チャレンジしてたんですが、うまくいったようです。

お世話になりま~す。
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きゃああああ! (PanPan)
2006-07-27 23:02:17
カラスウリの花~、花~、花~



夏の夜に咲くレースの花。

見たいのです、見たいのです。

でも近くに無いようなのです。無いようなのです。



ほぅ。。。。。

俄然パワーが出てきました。

探します!!
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レースの花 (悟郎)
2006-07-28 01:17:20
PanPanさん

まぁまぁ、そう興奮なさらずに(笑)。

ご近所にはありませんか。

あればね、かなり目立つ花ですからね。



密かにですが、私も夜咲くレースの花、狙ってます。

何時頃になったら咲くのか、調べてチャレンジしてみます。



肩のちからを抜いて、探してみてください(笑)。
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