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goro's 花 Diary

東京の街を彩る花たちを追っかけています。

青い実を食べた~~♪

2009年09月11日 | 「赤い実同盟」


昨日、青山霊園で見つけた、赤と青の実を紹介します。

詳細につきましては、花名をクリックしてお確かめください。


ヒヨドリジョウゴ・鵯上戸】ナス科ナス属

東南アジアから東アジアに分布し、日本全国に自生する蔓性の多年草です。
旺盛に蔓を伸ばすクズやヤブガラシなどとは違って、ややおとなしめです。

「ヒヨドリジョウゴ・鵯上戸」の名前は、ヒヨドリが赤い実を好んで食べることからの命名とされていますが、いや食べない、その証拠に冬空の下、枯れた蔓に赤い実が残っているじゃないかなど、喧しい意見がネット上に飛び交っています。

有毒植物であることは確かですのでね、お含みおきを。



アオツヅラフジ・青葛藤】ツヅラフジ科アオツヅラフジ属

北海道から沖縄までの日本各地、朝鮮半島、中国南部からフィリピン、太平洋諸島、インドにいたるエリアにまで分布する落葉蔓植物の木本です。
蔓植物だと草本だと思っちゃいますし、見た感じもそう見えますが、雌雄異株の「木」です。

青い実の表面には白い粉がふいています。
6~7㎜の大きさですが、小さなぶどうのようにも見えます。

食べられますが、甘みちょっぴり、苦味そこそこ・・・
2粒ほど食べてみましたが、やっぱり美味しくはありません。

アンモナイトに似ていると称される種子です。
5mmほどありますのでね、食べるのはほとんど皮の部分です。
特にはお薦めいたしません。



イイギリ・飯桐】イイギリ科イイギリ属

こちらも色付き始めてきました。
もうカラスが狙っている気配がありましたよ。
青空バックの赤い実の画像、今年は撮れますかね。


♪黄色いさくらんぼ~~ -「赤い実同盟」レポート-

2009年04月30日 | 「赤い実同盟」



【シナミザクラ・支那実桜】バラ科サクラ属

シナミザクラの木のサクランボが、色付いてきましたよ。

こちらは数多くのライバルのいるご近所のシナミザクではなくて、3月17日に出会い、もしかしたらシナミザクラかと睨んでいたほうの木です。

それにしても、花が咲いてから実が熟れるまで期間が短いですね。
ほぼ1ヶ月半ですよ。
他の樹木の果実たち、こんなに短い間には熟れませんよね。


ウッフ~~ン 黄色いさくらんぼ~~♪

1粒は1㎝ちょっとくらいの大きさです。

試食してみました。

甘くてちょっぴり酸っぱい。
う~~ん、美味しい。

果物屋の店頭に並んでいるサクランボより、こっちのほうが好きだな。


08 赤い実同窓会その1 -「赤い実同盟」レポート-

2008年12月07日 | 「赤い実同盟」


今年も赤い実たち集めていましたよ。

秋の気配がするようになると、赤い実たちが目に付くようになります。
実りを象徴するような赤い色には、人を惹きつける力がありますよね。

すっかりお馴染みの果実だし、代わり映えもしないし、もういいかなとの思いがよぎるのは否めませんが、出会うとついカメラを構えてしまいます。
赤い実同盟隊員の宿命ですね。

おじさんにとって丸くて小さな赤い実は、街角で見かける赤ちゃんと同じような存在です。
見る側に暖かい思いを伝えてくれます。
思わず頬が緩むのも、同じです。
赤ちゃんより優れているのは、こちらが満足するまで思いのたけをぶつけることが出来るところかな。
触っても平気だし、ときには家に連れて帰ることも出来ますものね。

「08 赤い実同窓会」を開催いたしましょう。
ただし1回では纏め切れなかったので、数回にわけてボチボチいきましょうか。

見つけたその都度撮影したものたちですのでね、12月現在とは違った姿のものがほとんどです。
消えてしまった赤い実もあります。
赤い鳥たちのご馳走になったのでしょうか。

名前に過去記事をリンクしております。
詳細はそちらでどうぞ。


それでは「08 赤い実同窓会」の第一弾を開催いたします。

ヒヨドリジョウゴ・鵯上戸】ナス科ナス属
11/7

8/29

11/7

11/13

ジュズサンゴ・数珠珊瑚】ヤマゴボウ科ジュズサンゴ属
10/3

サネカズラ・実葛】マツブサ科サネカズラ属
10/29

イイギリ・飯桐】イイギリ科イイギリ属
10/21

11/7

ベニバナサンザシ・紅花山査子】バラ科サンザシ属
 10/10

11/1

カマツカ・鎌柄】バラ科カマツカ属
11/15

ガマズミ・莢迷】スイカズラ科 ガマズミ
11/15

オトコヨウゾメ・男杳染】スイカズラ科 ガマズミ
10/18

11/15

ウメモドキ・梅擬】モチノキ科モチノキ属
10/18

ツルウメモドキ ・蔓梅擬】ニシキギ科ツルウメモドキ属
11/28


七夕飾りの葉 -赤い実同盟レポート-

2008年08月31日 | 「赤い実同盟」



【カジノキ・梶の木】クワ科コウゾ属

昨年から参加してくれた赤い実同盟の会員さんです。

でも昨年の出会いは10月31日のことでしたのでね、まさかこんなに早い時期に赤い実と対面できるとは思っていなかったので、驚きの再会です。

夏の終わりには実が熟れるとのことですのでね、今回の出会いが早いってことではなく、昨年が遅くまで実が残っていたということなんでしょうかね。

気に留めておくと言っていた花は、見逃しちゃいました。
5,6月に咲いてたはずなんですけどね、チェックするの、すっかり忘れちゃいました。
雌雄異株なんですけどね。
来年こそは・・・ 憶えていたらご愛嬌ということで。 

カジノキについては、昨年細かく調べて記事にしておりますので、そちらをの記事「個性を発揮」をご参照ください。


青い実はマリモっぽいですね。

初めての出会いのときにも思いましたが、見れば見るほど不思議な果実です。
ニョキニョキニョロニョロしたエイリアンの卵です。

今回はしっかり味わってみました。
ほんのりと甘い。ベタベタとした粘質感のある甘味です。
お仲間のコウゾの実よりは、若干水っぽいかな。
たくさん集めれば、ジャムの素材として使えるかもしれない。
集めるのが大変だから、作りませんけどね。

前々から気になっていた葉っぱです。
同じ樹木の葉っぱには見えませんよね。
でもどちらともカジノキの葉なんですよ。
上が幼木で、下が実が生っていた10mもある成木の葉っぱです。

ヤマグワやヒメコウゾなど、クワ科の植物にはよく見られる現象なんだそうです。
複雑に切れ込んだものから、切れ込みもギザギザも見られないものまで、多種多様な形の葉っぱがあるんだそうです。
葉の表面の照りも違います。

昔は、カジノキの葉に和歌などを書いて七夕飾りにしていたんだそうすが、掌サイズのこの葉っぱを見れば、さもありなんと納得できます。

昨年同様、赤い実を求めてカラスたちが集まっていました。



甘い酸塊 -赤い実同盟レポート-

2008年07月19日 | 「赤い実同盟」


ブログを初めてまだ間が無いころ、「あこがれのスグリ」との出会いを果たし、嬉しくなって記事にしたことがあります。 

3年前に出会ったスグリの木は、翌春の花が咲く前に伐られてしまいました。
以来、スグリとの縁が絶たれてしまっていたんです。

この春です、お気に入りの公園で、スグリの花とご対面です。

4/16
【マルスグリ・丸酸塊】ユキノシタ科

「スグリ」とは「スグリ属」の総称で、フサスグリ亜属とスグリ亜属にわけられるのですが、3年前に出会ったのはフサスグリのほうで、今回はスグリ亜属のスグリです。

スグリはヨーロッパや北米が原産の落葉低木です。
大きくなっても2m、せいぜいが1mほどの小さな木です。
マルスグリはヨーロッパ系のスグリで、明治の初期に日本にやってきました。

「スグリ・酸塊」は呼んで字の如し、「酸っぱい塊(かたまり)」、「酸っぱい実」が名前の由来です。
日本語っぽくない「スグリ」という響きですので、てっきり外来語だと思っていました。

「マルスグリ・丸酸塊」は「丸い酸塊」ということですね。
「セイヨウスグリ・西洋酸塊」、「ヨーロッパスグリ」、「タマスグリ・玉酸塊」、「オオスグリ・大酸塊」などの別名があります。
出身地や実の形状に由来している名前です。

英名は「グズベリー・gooseberry」です。
各種のベリーたちが日本にもやってきていますので、今だと「グズベリー」の名前のほうが通りがいいのかな。

あまりいい写真じゃないんだけど、鋭く長い棘があるのを確認してください。

6/4

青い実が生りましたよ。
1㎝ほどの半透明で、表面に筋が走っているのが見えます。

6/20

熟れてきました。
実の表面ににも、細かい毛が生えています。
一粒いただいてみました。
甘いです。
でも、まだ少し早いのかな。

7/4

黒く見えるくらいに熟れてます。

マルスグリにも品種がいろいろあって、赤く熟れないものもあるようですが、こちらは大粒で甘い品種のようです。
どちらかというと、ねっとりした甘味があります。
「酸っぱいかたまり」との名前からは、かけ離れた甘さですよ。
種も気になりません。

5粒いただいちゃいました。
どちそうさまでした。