
雪が降り出した午前6時40分です。
気温は零度で、きょうは曇り時々雨か雪の予報だ。
そんなきのう、
「ヤンキー母校に恥じる」を拝読いたしました。
「ヤンキー先生を世に送り出したテレビディレクターがつづる悔恨と検証のドキュメント」と帯の裏にあった。
HBCのディレクターだった河野啓さんが長期にわたって取材し、話題になったヤンキー先生とその後について書かれた本だ。
正直、胸を撃たれました。
テレビドキュメンタリーの放送とドラマ化で一躍時の人となった義家弘介先生が、教師を退職して、安倍晋三さんにスカウトされ、国会議員にまで駆け上る。
大胆にも共産党のクルマに乗っていたこともあったヨシイエ先生が、これまでの生き方を180度変えてしまうのだ。
文部副大臣にまでなったヨシイエ、そこには河野ディレクターの描いたヤンキー先生はもういなかった。
顔つきも豹変した。
そして今年の衆院選では安倍派として裏金問題もあり、とうとう落選した。
去年、定年退職した河野さんが書いた渾身のドキュメント。
一世を風靡して、国会議員にまで駆け上がったヤンキー先生を取材し、成り上がらせてしまった河野さん。
まさに「悔恨と検証」の人間ドラマを書き綴ったドキュメントだ。
本書のラストは、今年の選挙戦の初日、街頭に立つ義家弘介と出会う場面だ。
まるで映画の一シーンのようでした。
御用とお急ぎでない方は、ぜひお買い求めください。
けっして損はしないのだと申しておきましょう。
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