おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

また消えてしまう北海道の鉄路

2016年12月05日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス1度。

まだ外は真っ暗で、街灯も点いたまま。

今年の冬至は12月21日だそうで、朝はこの先も暗くなる。

日が長くなるまで、もう少しの辛抱でござる。

それにしても、12月に入ってからずいぶん暖かい日が続いておるような気がします。

11月にマイナス10度なんて日もありましたから、どうなることかと思っておった。

だけど、いまんとこはいつもの冬より暖かいような。

おかげで雪は降ったり、融けたりの繰り返し。

だから道路はあちこちツルッツルでござる。

こういうとき、足腰が弱かったり、体幹を鍛えていないじーさんやバーさんは道路で転んでしまう。

でもって、これをきっかけに寝たきりなんてこともあるという。

そうならないためには筋肉と体幹でござるぞ、ご同輩の皆さま!!

とはいえ、水曜日あたりから寒くなりそうじゃ。

雪との闘いもそろそろ本番となるのでしょうか?

ところで、

映画「駅 STATION」の舞台となったJR留萌線の一部が廃止となりましたです。

終点の増毛駅では、お別れセレモニーが開かれて、沿線住民や鉄道ファンらが別れを告げたそうです。

「増毛行き」は、おぢのように毛が少なくなってきた方には人気のチケットでござった。

もう増毛駅には、JRでは行けなくなるのです。

車で行けばいいか!?

とはいうものの、国鉄からJR北海道に変わって、北海道の鉄路は少なくなる一方でござる。

ハッキリ申し上げて、500万道民というけれど、多くは札幌周辺に集まっておるわけで、どう考えてもJRの採算など合うはずがない。

さすれば、鉄路はどんどん短くなるよりしようがないことになるけど、それでいいのか???

鉄路は、明治の時代から築きあげてきた貴重なインフラだ。

しかも、朝鮮から徴用した労働者、タコ部屋の労働者、それに囚人たちが文字通り血を流して築いた線路なのだ。

人柱を埋めてつくった橋なんぞもあると聞く。

血と汗で築いた100年の鉄路を、無用の長物にしていいのかと思うのです。

そういえば、

夏の間ご当地を走っておったSL、C11が来年から栃木県の鬼怒川温泉周辺で雄姿を見せるのだそうだ。

JR北海道が東武鉄道に貸し出して運行を始めるのです。

SLを走らせるノウハウが潰えてしまわないよう、鉄道マンに受け継がれていく姿はなんだか嬉しい。

北海道でお払い箱となったSLが、鬼怒川温泉で観光の目玉として復活するわけだ。

北海道の鉄路も、なんとか観光に生かす方法、ありそうだけどなぁ、、、

鉄路と道路の両方を走行できる「デュアル・モード・ビークル」なんてのもあったようだけど、その後どうなったの???

どこかに鉄路を生かす方法を思いつく知恵者はいないのか?

未来に残すべき遺産だと思うけど、どうよそのあたり???