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おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

死刑減少で終身刑導入を

2014年08月12日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス18度。晴れの良い天気ですが、木々が揺れに揺れておりまする。

きょうもまだ風が強いのです。

予報では午後3時ごろまで強い風が吹く気配。

台風11号から変わった温帯低気圧は、まだ日本海でうだうだしておるようで、強風はこの影響なのでしょう。

ご当地のお天気、なかなか回復いたしません。

写真は道庁の池に住むカモたち。先週末、札幌で高校の同期会があり、行ってまいりましたです。

さて、

2009年にスタートした裁判員制度、これに伴って死刑判決が激減していることが分かった。

週刊文春のコラム「宮崎哲弥の時々砲弾」のスクープでござる。

裁判員制度が施行される前の10年間の一審における死刑判決は計122件、年平均約12件だったそうな。

ところが裁判員制度が導入されたこの5年間で死刑判決が出されたのは21件で年平均約4件と激減しておるそうな。

その理由を元裁判官で弁護士の井上薫氏が紐解くとこうなる。

「そもそも判決に基準がありそうでない。株と同じで〝相場〟」なのだそうな。

つまりなぜ株が上がったのか、下がったのかは理屈はつくけど本当のところは分からない。

一般には、検察による「求刑の2割引き」が「判決」と言われてきた。

裁判官と検察官が「阿吽の呼吸で均衡を保ってきた」のだそうな。

ところが市民が裁判に参加することで、その均衡が崩れた。一般市民の裁判員には〝相場〟が通用しないのだ。

どこの裁判だっかた忘れましたけど、検察の求刑よりもかなり重い一審判決が裁判員によって出されたことがあったような気もします。

そんなことから、素人には相場が通用しないので「無罪が増え、99%だった有罪率が落ちてしまったら検察は困る。間違いない事件に絞って死刑判決を抑えている」と先の井上薫氏は解説している。

おぢは死刑制度に反対であると何度も書いてきた。

理由は「冤罪」でござる。人間というのは必ず間違います。極悪人の死刑は納得できるけど、無罪の人が死刑になるのでは困る。

そしてその可能性は、いまも昔も延々とある。だから死刑には反対でござる。

そんな中、東京新聞ネット版によると「死刑廃止議連が活動を再開する」そうな。

「死刑廃止につながるよう仮釈放のない重無期刑(終身刑)の創設を目指す」というからおぢは大賛成でござる。

我がニッポン国では、大方の場合、死刑でなければ無期懲役ってことになっておる。

無期懲役というからいつまでも刑務所に入っておる印象だけど、刑務所内での態度にもよるわけですが、たいていは10年で仮釈放となる。

強盗殺人かなんかで、死刑にはならんかったけど無期懲役の判決となり、10年もしたら出てくるのでは危なくて困る。

だからこそ、現状では、死刑と無期懲役の間に「終身刑」を設けるというのがよろしいと思うのです。

死刑廃止議連は、元警察官僚の衆院議員、亀井静香さんが中心になっておる。

元警察官僚が死刑反対を叫ぶのは、おぢと同じ様にいつの世でも冤罪の可能性が否定できないからだ。

死刑判決が減る中で、終身刑の導入は必須かと思いますけど、どうよそのあたり???