社会保険庁は、年金の個人データを、生年月日を簡略化してコンピューターに記録したそうだ。
つまり1~9日が1日、10~19日が10日といった具合だそうだ。
11月8日生まれは、11月1日生まれになっちゃうなんてぇ、なんのこっちゃいだ。
これが「宙に浮いた年金」発生の一因という。
誕生日が1日、10日、20日、30日でないと、記録が宙に浮いている可能性があるってことらしい。
1カ月のうち、人の誕生日は4種類しかないってこと?
いやはや、お役人様は人を人とも思ってないのじゃ。
家族の一員ワンちゃん、ネコちゃんの誕生日だって4種類にされたら飼い主は怒るじゃろ。
生年月日がどうしてまるめられちゃったのか。
さっぱり訳がわかりませぬ。
これって「生年月日の偽装」じゃん!!
食品の製造年月日偽装より、はるかに悪質じゃ。
製造日の偽装なら腹を壊して済むかもしらんけど、生年月日の偽装なら年金がもらえないってこと。
あんまり酷くないかい。
その一方、
厚生年金と共済年金を重複して受給している元国家公務員と元地方公務員が計約6000人いることが明らかになったそうだ。
公務員が特殊法人や公庫に出向した時、両方に重複して加入できる「復帰希望職員制度」を利用していたためだという。
厚生年金と重複している共済年金の受給額は年間13億5000万円。
まことに羨ましい。
お手盛りとはこのこと。
一方で生年月日の偽装をし、お仲間の重複受給は放置しておったってこと。
ひでぇじゃ~ん、重複分、とっとと返還せんかい!!って話じゃね。
こう、あれこれ明らかになってきたのも、参院で野党が過半数を制したためじゃ。
衆参両方を自民党が多数を取っていたのでは、こんなこと明らかになりませぬ。
これまでなら、与党と官僚が口裏合わせして、知らぬ存ぜぬで、通っておったおった。
参院で野党が勝っただけでこの変化じゃ。
やっぱ、政権交代しかないね。