新聞は事実の報道を目指している。その事実がある方向性をもって操作された報道の仕方をとるとその事実はそうでなくなる。結論ありき、結果を目指す報道の作り方となる。事件が起きて警察による、あるいは検察による捜査捜索に対して真実はないか、新事実はこれかと取り立てるのはやはりメディアによって方向性が作られると、そのさきに見えるものは事実探求の権力争いとなる。メディアにその知る権利を標榜するのは権力の一方の雄なりとするからである。ペンは剣よりも強しなどの思い上がりには武器武力を振りかざすとする軍隊と相違するところはない。大政翼賛のかつての過ちを繰り返さないとのメディアの自覚は時代によることであったかどうか、新聞報道を戦局のつねとして大本営発表を伝え続けたことがさほどに戦争協力をしたかは、国の誤った方向性を報道し続けたに過ぎないが、そこにあった体制に与するのは必然だろう。でなければ国論を二分する戦いを行うことである、という結果を招く。その期に及んでいまのメディアには将来を見据えての方向性を持たない。
最新の画像[もっと見る]
- 満月 2ヶ月前
- さくら 240406 7ヶ月前
- さくら 240406 7ヶ月前
- さくら 240406 7ヶ月前
- さくら 240406 7ヶ月前
- 放春花 240331 7ヶ月前
- 放春花 240331 7ヶ月前
- 放春花 240331 7ヶ月前
- もんじ 2年前
- 東寺 2年前