日本語文法論議23715
文章論は日本語文法の語論、文論、文章論と部門に議論が展開する。語論法則、文論法則、文章論法則と単位が大きくなれば相互に関係構成を以て小単位は中単位に、中単位は大単位にと包括的に規則性を持つことになる。語に意味の核となる形態があれば、文も同様に核となる意味内容を持ち、文章にも核となる意味まとまりをとらえるものがある。
文章における核となる意味のまとまりをマークするものは文における主語と文章における主語となる主題である。主格主語に対する主題主語はどのように表れるか。文章の例を見てみる。引用は、230715「古代メキシコ」展 祈りが生み出した造形美 3文明の独創性と宗教観映す 日経新聞文化面記事より。
>紀元前15世紀からスペイン侵攻までの3000年以上、古代メキシコに独自の文明が花開いた。そのうち3つの代表的な文明を紹介するのが、東京・上野公園の東京国立博物館で開催中の「古代メキシコ」展だ。神々への祈りから生まれた造形物は独創性に満ちており、想像力を刺激する。
文明が花開いた
「古代メキシコ」展だ
造形物は独創性に満ちており、想像力を刺激する。
>3文明のうち最初に展示されているのが、前100~550年ごろ、海抜2300メートルのメキシコ中央高原に存在したテオティワカン。「言語や主たる民族が分からないなど謎は多いが、近年の研究で明らかになってきた面もある。今展の監修者である(米アリゾナ州立大学研究教授の)杉山三郎先生は研究を牽引(けんいん)する一人」と東博考古室長の井出浩正氏は話す。
主題主語は、最初に独自の文明テオティワカンの展示、造形物について、述べていく。