関西弁のランキングを見る。なかなか興味深くてライターに同感する。わたしも育って社会生活をして、それから就職で中部にやってきて、人生の年数で、年齢の単純計算、半々を超えて中部に12年超となる、と、いま思い直して随分と違ってしまって我ながら驚いている、半数は32年だからそれなりに定着してきた言語経験では思うところが大きい。事実には、関西弁は東京弁が2方言の一つであったから変な日本語族であった。大阪で べらんめー などとやれるわけがないので あほとちゃいまっか などなどで済ませてきたのは、知っていたが厳密にはべらぼうめとは言えなかったから、莫迦なぐらいであった。
さて興を覚え、いきる については、いきがる のことだろうから、用語集サイトの解説に加えるものでもないけれど、もともとに、イキ 粋 を見て取れば、これはたしかにわかるのは難しい。粋 というのを、すい と読めば、これが持つ意味範囲の広さをとらえることになろうか。
辞書の説明には、デジタル大辞泉で次のようである。
> 世情や人情に通じ、ものわかりがよく、さばけていること。特に、遊里の事情などによく通じていて、言動や姿のあかぬけていること。また、そのさま。いき。「―をきかす」⇔無粋(ぶすい)。
また、ウキペディアには次のようである。
>江戸の粋の読み方は?
それとともに「すい」はやがて「つう」に取って代わられ、「すい」は、専ら上方語として、遊興の場で幕末まで生き続ける。 しかし、文化文政期、「いき」と区別できない「すい」も見られるようになり、「すい」と読むのが一般的だった「粋」の字も、「いき」と読むようになった。
粋とは - コトバンク
時代とともに粋を感じる心情があって、それは、すい となっていく一方で、いき という捉え方が、息長く残ってきているようであるから、まさに、いきってる、というその様子を見せないところがあって、いきる ことになるか。
https://citrus-net.jp/article/100375?fbclid=IwAR0SdFlLSLzp8Rxj9Rm9fF2zOmr_Ih1CCALxj3L7hdo2l3RjU66dIWEUGN4
「意味が難しい関西弁ランキング」で16位となった「イキる」の意味を、関西人のゴメスがあらためて考えてみた!
ネットニュースパトローラー
山田ゴメス
ランキングの専門サイト『ランキングー!』が、2020年に調査した『意味が難しい関西弁ランキング』のTOP20(再)配信
>株式会社CMサイトがインターネットリサーチした数字を集計。有効回答者数:全世代男女11756名
1位:いらう(=触る)
2位:水屋(みずや)(=食器棚)
3位:なんしか(=とにかく)
4位:わや(=無茶苦茶)
5位:やんぴ・やんぺ(=やめる・抜ける)
6位:おぼこい(=子どもっぽい)
7位:必死のパッチ(=必死になること)
8位:さらう・さらえる(=残った料理などをカラにすること)
9位:アテ(=おつまみ)
10位:三角座り(=体育座り)
11位:いきし・かえりし(=行く途中・帰る途中)
12位:正味(しょうみ)(=ぶっちゃけ)
13位:どんつき(=行き止まり)
14位:からい(=しょっぱい)
15位:ようけ・ぎょうさん(=たくさん)
16位:イキる(=かっこつけてる・調子乗ってる)
17位:ポリボックス(=交番)
18位:くくる(=縛る・束ねる)
19位:カッターシャツ(=Yシャツ)
20位:押しピン(=画鋲)
>同ランキングを目にするまでてっきり標準語だと思い込んでいて、東京でも普通に使っていたワードだって、いくつか混じっている。1位の「いらう」なんかもそうだし、あと「おぼこい」とか「さらう」とか「アテ」とか「三角座り」とか「正味」とか「どんつき」とか「からい」とか「くくる」とか「押しピン」とか……(※めっちゃ多いw)
>私のなかでの「イキる」とは、
「なんらかの事情で(※どちらかと言えばポジティブな事情であるケースが多い)精神的にハイテンションとなり、周囲が見えなくなってしまったがゆえのオーバーアクション」
https://numan.tokyo/words/NJL2H
用語集
イキる(いきる)
2019.07.26
イキる(いきる)
>用語集テストバナー
意味
主に若者が自分をかっこいいと思って得意げになること、虚勢を張って調子に乗ることなどを指す。
元々は関西地方で使われていたとされる「粋がる(意気がる)」の略語で、一部のヤンキー漫画でも使われていたが、SNSの流行も伴ってか関西以外にも広がった。