読書など徒然に

歴史、宗教、言語などの随筆を読み、そのなかで発見した事を書き留めておく自分流の読書メモ。

米での研究で、父親になると男性ホルモンが減少し、育メンに

2011-09-14 08:19:52 | 新聞
wsj日本版から
男性は生物学的に、子どもの世話をするよう生まれついていることが、米ノースウエスタン大学による新たな研究で示された。

 ノースウエスタン大学の研究者らは多数の20代男性を調査し、パートナーを見つけ父親となったあとでは、テストステロンのレベルが下がることを発見した。テストステロンは主要な男性ホルモンで、パートナーを見つけるために役立つ行動などの背後にあると考えられている。だが研究によると、テストステロンのレベルが低くなることで、より子育てに向かうようになるという。
他の研究でも、結婚または恋人と同居して父親となった男性は、同年齢の独身男性よりテストステロンのレベルが低いことが示されてきた。だが、父親となることでテストステロンのレベルが下がるのか、テストステロンのレベルが低い男性が父親になる傾向が強いのかは明らかでなかった。

 今回行われた研究は、健康と栄養に関するフィリピンでの大規模な調査に参加した人の一部に対して実施されたもので、対象者は624人。研究結果は米国科学アカデミー紀要に今週掲載される。

 今回の共同研究者の1人であり、ノースウエスタン大学で人類学の博士候補であるリー・ゲトラー氏によると、研究では2005年から被験者のだ液のサンプルを採取し始め、4年半の間続けてテストステロンを計測した。参加者はフィリピンのセブ市近郊に住む人々で、同地域では一般的に父親が子供の日々の世話にかかわっている。調査が始まったとき被験者はほぼ22歳で終了時には26歳だった。

 すべての被験者で、テストステロンのレベルは低下した。これは年齢に伴うもので、自然な現象だ。だが、子どもがいる人は独身の人にくらべて、テストステロンの減少幅が大きかった。研究期間中に、162人が初めて父親になった。彼らは独身を維持した257人と比較して、テストステロンの減少幅は2倍だった。

 ノースウエスタン大学の人類学の准教授で、共同研究者の1人であるクリストファー・クザワ氏によると、研究開始時にテストステロンのレベルが最も高かった人たちは、低かった人たちに比べてパートナーを見つけて子どもを持つ傾向が高かったという。

 クザワ氏は、「これは、男性が生まれつき子どもを世話するようつくられていることを示すものだ」と言う。同氏は子供とかかわることは、男性のホルモンの変化に影響をおよぼすと話す。研究では、新生児の父親は少し大きくなった子供を持つ父親に比べて、テストステロンのレベルが低いことが示された。また子供を1日に3-4時間世話をする父親は、子供の世話をしない父親に比べてテストステロンのレベルが低かった。


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2011-09-13 09:02:08 | 読書
伊坂幸太郎の小説「ゴールデンスランバー」が英訳されたものを以前読んだことがある。
それが映画化されたものがテレビで放映される筈だった。息子の話では、その映画が
3.11の東日本での災害で放映が中止になったまま、半年になるのにまだ放映されない
と言う。土、日に放映される筈なのでチェックしていると息子は言っている。
が、その放映されない理由が私には判るような気がする。その小説の舞台が
仙台なのである。仙台で日本の首相がリモコンで飛ぶヘリコプターに仕掛けられた
爆弾で殺害されると言う事件から始まる映画なのである。これはまだ暫くは放映
出来ないかも知れない。

微量の放射線で体内の免疫力増進?

2011-09-10 08:30:41 | 新聞
あるメルマガから記事抽出
微量の放射線を浴びると、体内の免疫力が増進して、ガンによる死亡率が大きく減少するという効果が、大規模な医学研究の結果、明らかにされて来ていると言う。

微量の放射能がどのような影響を持つのか、簡単な例としてラドン温泉、ラジウム温泉の例がある。鳥取県の三朝(みささ)温泉は、世界有数のラドン温泉だ。

 ウランは14回の変化を経て、最後は鉛となって安定するが、その変化のたびに放射線を出す。5回目がラジウムで、その次にラドンになる。ラドンは気体で、空中にも水中にも存在する。ラドン温泉とは、このラドンを含んだ温泉なのだ。

 三朝温泉地区の住民は、当然ながら温泉に入ったり、また気体のラドンを吸い込んだりして、放射線への露出度が高いわけだが、各種癌での死亡率を見ると、以下のように圧倒的に低い数値が報告されている。

 以下は、それぞれの全国平均を1として、三朝温泉地区と周辺比較地域(鳥取県)の死亡率を比較したデータである。

         三朝温泉   周辺比較地域(鳥取県)
   全ガン   0.49    0.8
   胃ガン   0.395   0.8
   肺ガン   0.345   0.735
   大腸ガン  0.185   0.7

 周辺比較地域の人々も0.7~0.8と全国平均より低いのは、たまに三朝温泉に入ったり、またそこから流れてくるラドンを吸っているのだろう。三朝温泉地区の住民は、そのさらに半分から3分の一という圧倒的な低レベルである。

 ラドン温泉、ラジウム温泉は健康に良い、ということは我が国の先人たちは昔から体験的に知っていたのが、それを実証するデータだと言える。

サイデンステッカーの事

2011-09-08 09:09:16 | 読書
サイデンステッカーは川端康成や三島由紀夫の小説、「源氏物語」などの
日本の文学を世界に紹介してきた人物である。川端がノーベル賞を受賞
したとき、授賞式の挨拶文を書き、川端の代わりにスピーチをしたのも
彼である。サイデンステッカーは学生時代には取り立てて日本には興味
は無かったが、日本への興味を持つようになったきっかけはアメリカ海軍
の日本語学校で日本語を学んだときだった。海軍の将校として太平洋戦争に
従軍し、日本に半年ほど進駐し、アメリカに帰った。その後、彼はコロンビア大学
とハーバード大学で再度、日本語を学び国務省に入った。文学に興味を持つように
なったのはこのときだったそうだ。昭和22年、今度は外交官として日本に来た。
そして25年に退官、そのまま日本に滞在し27年東京大学大学院に入り日本文学
を学んだのである。

広島・長崎の被曝者の調査研究

2011-09-04 08:43:21 | 新聞
或るメルマガから記事を紹介。
微量放射能の健康への影響が広く研究され、その重要な成果の一つに、広島、長崎の被爆者を対象に行われた様々な健康調査がある。
被爆者の両親から生まれた子供に遺伝子異常のモンスターは一人も見つかっていない。半世紀に及ぶ研究の結果、次のような点に関し統計的にみて異常と思われるような影響は見つかっていない。先天性欠陥、死産、白血病、がん、子孫の死亡率、男女割合、幼少期の成長・発達度合い、遺伝子異常、突然変異などである。

 個々の調査結果を見ると、「異常と思われるような影響は見つかっていない」どころか、実際には健康増進効果が見つかっている。

 たとえば広島・長崎両市で約2万μSvの被曝線量を受けた7400人の人々のガンの死亡率は、通常よりも著しく低かった。約2万μSvとは、現在の福島第一原発から20~30Km圏内では1万μSvだから、その2倍に当たる。この水準は、まだ健康に良いレベルだということになる。

 また同レベルの被曝量を浴びた母親の妊娠例5万以上では、死産、先天性異常、新生児死亡などの比率が通常の数分の一というデータも得られている。

 こうした調査を行った欧米人研究者の一人は、次のようなコメントを残している。

 とりわけ、この研究成果は研究に協力してくれた数多くの日本の被曝者やその子供たちを安心させることに役立てなければいけない。なぜなら、彼らの絶大な協力がなければこの研究は不可能であったし、また彼らは長年にわたり誇張されてきた遺伝子異常のリスクを喧伝されて苦しんできた被害者なのだから。

 科学的な調査に基づくことなく放射能の怖さのみを訴えてきた反核派の人々は、そのプロパガンダによって、被曝者を言われなき差別で苦しめてきたのである。

宇宙飛行士は福島原発の20倍もの放射線を浴びている

2011-09-04 08:33:58 | 新聞
或るメルマガからの記事を紹介。
微量の放射能は健康に良い、という学説を最初に唱えたのは、ミズーリ大学の生命科学の教授トーマス・D・ラッキー博士だった。博士はアメリカ航空宇宙局(NASA)から、宇宙における放射線の、宇宙飛行士への影響を調査することを依頼された。

 宇宙船内では、毎時45マイクロシーベルト(μSv)の放射線を浴びる。宇宙船内で約半年間を過ごすと、19万μSvほどになる。地上で我々が浴びる自然放射線量は世界平均で年間2400μSvなので、その80倍程度である。

 また福島第一原発から20~30Kmのエリアでは8月末現在で1万μSvだから、宇宙飛行士の被曝量はその19倍ほどにあたる。
(1000μSvは1ミリシーベルトmSvに相当するが、本稿では分かり易いように、すべてμSvで統一する)

 しかしラッキー博士が10年以上をかけて、多くの宇宙飛行士の健康状態を調べると、宇宙に行く前よりも、行った後の方が、良くなっている、という事実が明らかになった。

 ラッキー博士は、この研究成果を米国保健物理学会誌"Health Physics"(1982年12月号)に発表したが、世界の放射線学会からは黙殺された。

 当時から放射線の健康への影響については、放射線はどんなに微量でも有害である、と信じられていた。これは米国の遺伝学者ハーマン・J・マラー博士が、ショウジョウバエへのX線照射実験で得られた「当てた放射線量と発生した遺伝子異常の数は比例する」という実験データによる。

 過度の放射線を照射されて遺伝子変異を起こし、モンスター化したショウジョウバエの写真は、一般人にいたるまで放射能への恐怖を植え付けた。

 マラー博士は、この研究によって1946年度のノーベル生理学・医学賞を受賞し、以後、世界の放射線学会はこの考えに基づいて、放射線の安全基準を設定してきた。

赤旗がスクープ―「やらせメール」「ネット監視」など

2011-09-04 08:18:13 | 新聞

 九州電力の原発に関する「やらせメール」が注目を集めた。また、資源エネルギー庁が「不適切・不正確な情報への対応」のために新聞やインターネットを監視し、原発に関する言論を収集していたことも判明した。このニュース、どちらも日本共産党の機関紙「しんぶん赤旗」が報じたスクープである。

 
 これだけ大きなスクープが2本、なぜ間をあまり置かずに赤旗から出てきたのか。言い方を変えると、なぜ赤旗からしかこうしたスクープが出ないのか。単なる偶然ではないだろう。既存の大手メディアの劣化が著しいと感じる。
 九州電力の件は、経済産業省が主催し6月26日にケーブルテレビで放送した県民向け説明番組が発端となった。その番組にやらせメールが送られていたことを赤旗が報じたのは7月2日だが、当初はあまり反響がなかった。しかし、6日の衆院予算委員会で共産党の議員がこの件について取り上げ、九州電力の真部利応社長が同日夜に記者会見で謝罪すると、急に大きな問題として他のメディアも取り上げ始めるという展開を見せた。

 大手紙の中には、赤旗の報道後に九州電力に問い合わせたものの、同社に否定されるとそのまま矛を収めてしまった記者もいたらしい。最終的には当事者の九州電力の社長が認めるような、これだけ重大な真実が控えていたにも関わらず、である。その記者が他にどんな取材をしたのかは知る由もないが、なんとかもう少し粘れなかったのだろうか。

 今回のやらせメールに関しては、内部告発がきっかけとなって明るみに出た。この告発者はそもそも赤旗だけに事実を明かしたのか。それとも、他のメディアにも伝えたのだろうか。もし前者であれば、共産党や赤旗に共感を寄せていたためとも考えられなくはないが、これまでの赤旗の報道ぶりを目にし、「この新聞ならば報じてくれるのでは」という期待が高かった可能性もあるだろう。一方、後者であった場合、赤旗だけが真剣に取り組み裏取りに成功して報道し、他のメディアは関心を寄せなかったか、あるいは裏が取れなかったか、といったあたりということになるだろうか。いずれにせよ、やらせメールの依頼という重大なニュースを当初は赤旗のみが報じていたという事実だけは残るのだ。

 気になるのは、赤旗のみが先行して報道していたことには口をぬぐって何も触れず、他のメディアが淡々とこのニュースを報道している点だ。

 

備中の音で

2011-09-02 10:33:33 | 暮らしの中で

写真はこの前の火曜日に我が家の畑の物置小屋に誰かが貼った張り紙で
朝六時前の備中を使っての農作業の音は迷惑なのでやめて欲しいと言う
内容のものだ。早速、北と南に畑を一枚置いて建っている二軒の家に
謝罪に行ったが張り紙については、その両家とも知らないと言う事だった。
そうすると私の畑の斜め前の家かその南側の家の人と言う事になるが
この両家とは面識がない。家内もその張り紙でショックを受け、畑には
一人では行けなくなってしまった。
斜め南の家は飼い犬がいつも大きな声で吼えている。この声は気にならない
のだろうか。
何れにせよ、今後は気をつけて畑仕事をしようと思っている。
人の家に勝手に張り紙をするのも困りものだが。直接に会って、言葉を
つくし、事情を話してもらったほうが角が立たないのではないかとも
思っているが。

『徳川埋蔵金』

2011-09-01 09:08:20 | 歴史
『徳川埋蔵金』は、鳥羽伏見の戦いで勝利した官軍が江戸に迫る情勢
において、勘定奉行であった小栗上野介が領地の上野国権田村に隠したと
言われている。
 総額で360万~400万両だと言う。
 1両が現在の10万円だそうで、現在の金額にするとどれだけになるか。
この『徳川埋蔵金』は明治新政府財政の為の御用金確保が必要であったためと言われる。

 慶応4年(1868年)、新政府軍が江戸に入った。

 しかし、この時の新政府は財政難に苦しんでおり、

 そこで必要とされ、期待されたのが江戸城の御金蔵だった。

 ところが、その金蔵空だった。

 新政府は旧幕府が隠したと考え、その行方を探した。

 隠した主犯と見なされたのが、勘定奉行であった小栗上野介。

 小栗上野介は将軍・徳川慶喜に新政府への徹底抗戦を主張しました。

 しかし、受け入れられず、勘定奉行を辞任し、領地であった上野国権田村
 へ隠居した。

 これらの行動に尾ひれがついて、「小栗が御用金を持って逃げた」になっ
 たと考えられる。

 しかし、小栗は権田村に迫った新政府軍によって、満足な取り調べも受け
 ずに処刑されてしまった。

 これらの状況により、不確実ながら『徳川埋蔵金』が赤城山のどこかに埋
 められたという伝説となり、歴史の謎となって現在に至っている。