読書など徒然に

歴史、宗教、言語などの随筆を読み、そのなかで発見した事を書き留めておく自分流の読書メモ。

微量の放射線で体内の免疫力増進?

2011-09-10 08:30:41 | 新聞
あるメルマガから記事抽出
微量の放射線を浴びると、体内の免疫力が増進して、ガンによる死亡率が大きく減少するという効果が、大規模な医学研究の結果、明らかにされて来ていると言う。

微量の放射能がどのような影響を持つのか、簡単な例としてラドン温泉、ラジウム温泉の例がある。鳥取県の三朝(みささ)温泉は、世界有数のラドン温泉だ。

 ウランは14回の変化を経て、最後は鉛となって安定するが、その変化のたびに放射線を出す。5回目がラジウムで、その次にラドンになる。ラドンは気体で、空中にも水中にも存在する。ラドン温泉とは、このラドンを含んだ温泉なのだ。

 三朝温泉地区の住民は、当然ながら温泉に入ったり、また気体のラドンを吸い込んだりして、放射線への露出度が高いわけだが、各種癌での死亡率を見ると、以下のように圧倒的に低い数値が報告されている。

 以下は、それぞれの全国平均を1として、三朝温泉地区と周辺比較地域(鳥取県)の死亡率を比較したデータである。

         三朝温泉   周辺比較地域(鳥取県)
   全ガン   0.49    0.8
   胃ガン   0.395   0.8
   肺ガン   0.345   0.735
   大腸ガン  0.185   0.7

 周辺比較地域の人々も0.7~0.8と全国平均より低いのは、たまに三朝温泉に入ったり、またそこから流れてくるラドンを吸っているのだろう。三朝温泉地区の住民は、そのさらに半分から3分の一という圧倒的な低レベルである。

 ラドン温泉、ラジウム温泉は健康に良い、ということは我が国の先人たちは昔から体験的に知っていたのが、それを実証するデータだと言える。