読書など徒然に

歴史、宗教、言語などの随筆を読み、そのなかで発見した事を書き留めておく自分流の読書メモ。

九官鳥に罵倒された男、 飼い主を訴えたが。

2011-01-14 10:00:30 | 新聞
これは台湾での話、九官鳥の鳴き声があまりにうるさいとして通報された九官鳥の飼い主が、仕返しに罵りの言葉を九官鳥に教えたとして訴えられる騒動があったそうだ。

 11日付の台湾紙「自由時報(Liberty Times)」によると、電気工の男性が、隣人が飼っている九官鳥の鳴き声がうるさすぎると、警察に苦情を申し立てたところ、飼い主の隣人ら5人は、仕返しとして九官鳥に、相手を罵倒する言葉を教え込んだ。以後、九官鳥は男性をみるたび、「ほら吹きの間抜け野郎」と鳴くようになったと言う。このため、男性は心理的ストレスを被ったうえ、仕事に集中できずにやけどを負ったと主張し、隣人ら5人を訴えた。
が、隣人らは九官鳥にののしるよう教えたと言う容疑を否定。また、九官鳥と電気工のやけどとの因果関係も認められないとして、男性の訴えを却下したという。(そりゃ、まあ、そうでしょう。)

アメリカにとって日本は果たして重要か

2011-01-13 15:49:08 | Weblog
esj日本語版ブログから
 重要だ。理由は2つある。日本は大規模な資産バブルの崩壊や銀行セクターの機能不全、長年のデフレを経験している。同様の不運を繰り返しているかにみえる米国にとっては、日本を参考にすることで、そうした事態がどういう経緯をたどるかを推し量ることができる。

 また、たとえ日本の例が米国の参考にならないとしても、日本経済のたどる道は世界の金融システムにとって重要な意味を持つ可能性がある。何だかんだ言っても、日本は依然世界第2位の経済大国であり、一人当たり所得が最も高い先進国の1つであり、巨大な金融セクターを有しているのだから。


wsj社説 沈みゆく日本に迷う時間はない

2011-01-12 09:18:02 | 新聞
WSJ日本語版から
日本の政治は混乱している。内閣支持率は20%そこそこだ。菅直人首相は小沢一郎氏を民主党から追放しようとしている。そうすることで首相の人気は上がるかもしれないが、危うい過半数を割り込むだけの離反が起こるだろう。年頭に持ち出した消費税増税は、昨年の参院選で敗北を喫した要因であり、景気の足を引っ張ること確実な評判の悪い政策である。

そろそろまた首相を交代するときが来たらしい。次が誰であろうと、嫌な結果に直面する前に問題に取り組まなくてはならない。成長促進に向けた減税や社会保障費や農業補助金の削減をしなければ、日本はこのままギリシャ化への道を進むだろう。

 12月に示された2011年度予算案は、菅首相の財政健全化の訴えが偽りであることを示した。債務の対国内総生産(GDP)比率は既に200%に近づいているが、同予算案は過去最大に近い負債を債務残高に上乗せしようとしている。一般歳出と地方交付税交付金を合わせた歳出の大枠70兆8600億円のうち、44兆3000億円を新規国債発行で調達する。これに対し、歳入は41兆円にすぎない。支出の裁量的削減は小幅にとどまり、一般歳出の53%を占める社会保障費の野放図な増加に圧倒されている。

 日本は、急速な高齢化のなか支払期限を迎える過去数世代の政治家の公約によって沈没しつつある。たとえば、拠出金不足の年金や高齢者の健康保険だ。その上、12年には団塊世代の最大の波が退職し始めることから、状況は悪化の一途をたどるとみられる。

 バブル崩壊後の失われた20年が示すように、コンセンサスに基づいた日本の政治制度は、社会的な損失の分担をどうするかという話となるとお手上げだ。たとえば1990年代、政府は米国で現在進んでいるような浄化をもたらす再編を銀行に促すことはなく、そのため不良債権処理が遅れた。これにより、日本は本来より安定しているように映るが、創造的な破壊がなければ成長は取り戻せない。今回は各世代に影響が及ぶ。成長停滞のため高齢者への公約が一段と大きな負担となり、成長に向けた政策の追求が難しくなっている。

 来年度の国債費は21兆5500億円と既に大きいが、10年債の金利を2%以下と想定している。利回りは当面これより大幅に低い水準にとどまるかもしれないが、最近の入札では国債投資欲に減退の兆しがある。来年度は退職者の貯蓄取り崩しにより国の債務が家計貯蓄を上回る見通しだ。このまま成長が低迷すれば、企業は引き続き現金留保に励むだろう。しかし、国が海外からの資金調達を余儀なくされることになれば、支払う金利は大幅に高くなる。

 これは、予算案を台無しにする可能性を秘めている。国や地方の債務は現在900兆円程度とみられ、利回りが1ポイント上昇するごとに利息が9兆円増える計算だ。拠出金不足の年金などの債務を加えると、日本は既に、いくら歳出削減や増税をしても債務が増えるという段階に達している。

 言い換えれば、日本はエコノミストの故ハーブ・スタイン氏の言う、持続不可能なものは持続しない、という状況に陥りつつある。形はどうであれ、危機は訪れる。

 菅首相あるいはその後任が各種給付金を持続可能な軌道に乗せられれば、購買力の下がる退職者の怒りを買うだろう。しかし、議員を説得してそれを実現できなければ、税金は収奪同然の水準まで増加し、日本全体がさらにひどい損失に見舞われることは必至だ。そうなれば、菅首相の望む消費税増税が、タイタニックの上でのデッキチェアの並べ替えにすぎないことが露呈する。

大阪の堺市立図書館で 電子書籍提供サービス開始

2011-01-09 10:24:57 | 読書
今月8日より、大阪府堺市の市立図書館で
電子書籍提供サービスが開始されるそうだ。

貸出は図書館のホームページにて行い、
文芸書、ビジネス書、語学学習書など、

まずは合計1147タイトルの貸出が
スタートする。

貸出期間は2週間で、この期間を過ぎると
自動的に読むことができなくなると言うシステム。

図書館を訪れなくても、24時間365日
いつでも利用できるこのサービスは、

身近な場所に図書館が無い方々にとって
とても需要が高いと思われる。
が、この図書館の各自の図書カードとパスワードが必要で
これは堺市市民でないと取得できず、他府県の者には
利用は出来ない。

今後は日本の各都市でも、このようなサービスが
スタートしそうだ。

狂歌が詠めたら

2011-01-08 09:55:53 | 読書
江戸時代のある年の元旦のこと、掃除に使った雑巾を女中さんが
床の間に置き忘れ主人に叱れていた。そこに居合わせた大田蜀山人は
こんな狂歌を作って女中さんを助けた。
「雑巾も当て字で書けば蔵と金、あちら拭く拭く、こちら福福」
狂歌が詠めれば人助けになる事も。

日本人留学生減少にアメリカ政府が危機感?

2011-01-07 09:59:41 | 新聞
日本人留学生減少にアメリカ政府が危機感を抱いていると言う。
日本の若者の米国離れがそれによって起きれば、日米関係の弱体化を招きかねないからだと言うのだ。
日本のアメリカ大使館も、それに対し、日本政府 と協力しながら対策に乗り出した。米国際教育協会(IIE)によれば、2009年秋にアメリカの大学に留学した外国人のうち
中国出身者は前年に比べ約30%増で12万7600人でトップ
インドが二位で三位は韓国だった。これに対し日本からの留学生は前年比で15%減で2万4800人で六位だったと言う。2001年当時は約4万7000人がアメリカで学んでいた。が、バブル経済崩壊後の景気低迷や若者の内向き傾向などから減少が続いていると言う事だ。こうした傾向が今後も続けば日米間の人的交流が先細りし両国関係の衰退を招きかねないとするのである。これに対処する運動の一つとして昨年11月、在日アメリカ大使館が後援し、東京都内で第一回駐日米大使杯高校生英語スピーチコンテストの決勝が行われ、ルース駐日大使がビデオメッセイジを寄せ、参加者を激励したという事だ。

easterの語源

2011-01-05 10:00:48 | 読書
キリストの復活祭にうさぎが関係するのかと思う人もいるかも知れないが
、これはうさぎの繁殖力がとても強いことから、その縁起を担ぎ、
キリストの復活にも結びつけられているのだそうだ。卵もまた繁殖と関わる
ものだ。Easter は春のお祭りだが、春という季節も冬が終わっ
て新たな生命が宿るというイメージから選ばれているらしい。

 ところで Easter という名前を聞いて、「 Eastって東のことじゃな
いか?キリストの復活と関係があるのか?」と言う疑問は浮かぶ。
Eastというのは語源的には aus-to (アウス・ト)のような形が
もとにあったと考えられている。aus(アウス)は輝くことを意味し、
日の出の太陽を特に指したようである。こうして見ると、再び日が昇るとい
うことがキリストの復活と結びつけられて Easter と呼ばれるようにな
ったことが推察出来る。

 ちなみに、日本語で日が出てくる頃の時間を「アサ」といい、次に日の
出る翌日のことを「アス」とか「アシタ」と言いますが、実は語源的には
East とつながっていて、同じ「アウス」から分かれてきたものではない
かという説もあるようだ。黒海周辺で使われていた言葉が、インドなどを経
由して日本にまで及んでいたとすると、驚くべき話と言える。
「オーストリア」「アッシリア」「エストニア」という名も、「日出ずる国」とい
う意味で、実は「日本」と同じ由来の国名だと知ると、親しみが涌こうと言うものだ。
Asia という地名も「日が出る方の大陸」→「東の大陸」ということ
から命名されたと言う事だ。