読書など徒然に

歴史、宗教、言語などの随筆を読み、そのなかで発見した事を書き留めておく自分流の読書メモ。

復讐するは我にあり

2007-07-17 09:13:40 | Weblog

「復讐するは我にあり」は第74回直木賞を受賞した佐木隆三の小説で映画化されまたテレビでドラマ化もされて、その言葉は知っていた。が意味までは気に止めず、それなりに解っているつもりで居た。母の死後4年ほと経った頃、その遺品の中に瀬戸内寂聴の本が有り、何気なく読んでいると「聖書の言葉、復讐するはわれにありを自業自得と置き換えた。」と寂聴が書いているのに出会い、訳が解らなくなった。調べて見るとその言葉は新約聖書のローマ人への手紙12章19節で「愛する者よ、自ら復讐するな、ただ神の怒に任せまつれ。『主いい給う。復讐するは我にあり、我これを報いん』と有る。この意味は上記映画やドラマでは感じ取れず、今まで完全に誤解していた事に気が付いた。

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