読書など徒然に

歴史、宗教、言語などの随筆を読み、そのなかで発見した事を書き留めておく自分流の読書メモ。

言葉もまた神との会話のため

2009-07-29 15:32:13 | 歴史

甲骨文字に見られるように文字は神の意向を占うことから始った。人と人とのコミュニケーションのためではなかった。とすると言葉もまたそうなのではないかと思った。風の音や鳥の鳴き声もまた四方に居ます神々の声として紀元前13世紀の古代中国人は感じた。宮城谷昌光の小説「王家の風日」の中にこんな記述を見つけた。「風説というものは天の声だと考えられなくは無い。もともとことばというものは、人間どうしが語り合うためにできたというよりは、神霊と対話するためにできたといったほうが、商の時代においてはふさわしい。」と。


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