読書など徒然に

歴史、宗教、言語などの随筆を読み、そのなかで発見した事を書き留めておく自分流の読書メモ。

戦争が生んだ文化

2012-09-07 08:41:41 | 歴史
戦争が生んだ文化にはコンピューターや枯葉剤(除草剤)
そして古くは血液型の発見などは知っていたが
こんな物も戦争が生んだ文化らしい。
*時計

 腕時計は19世紀末のボーア戦争の産物といわれている。

 ボーア戦争とは現在の南アフリカ共和国の領域の支配権をめぐって、その
地のオランダ系入植者とイギリスとの戦いだった。

 そのオランダ系入植者をボーア人と呼んだ。

 ボーアとは『農民』を意味するオランダ語の『ブール』の英語読みだそうだ。


 イギリスは勝利を収めたが、ボーア人のゲリラ戦術に悩まされた。

 第二次世界大戦でイギリスを勝利に導いたウィンストン・チャーチルは従
軍記者として、南アフリカの戦場を訪れている。

 当時の男性は、『懐中時計』を上着のポケットにいれておき、それを取り
出して時刻を確認していた。

 戦闘中に、いちいち懐中時計を取り出すのが面倒になったイギリス軍の指
揮官が、鎖や革のベルトで腕に巻付けたのが始りと言う。

*ライター

 1914年(大正3年)から始まった第一次世界大戦は、初めて防御兵器
が攻撃兵器を圧倒した戦いだった。

 

 1914年(大正3年)年9月、マルヌの会戦でドイツ軍の進撃が頓挫す
ると、数百キロにおよぶ塹壕(ざんごう)陣地が出現した。

 その塹壕では将兵は劣悪な環境に苦しめられた。

雨が降り続くと雨水が塹壕にたまって、湿気が充満した。

 兵士にとって辛かったことのひとつに、わずかな時間に煙草を吸っての一
服ができなかったことがあった。

 湿気のため、マッチでは火がつきにくかったのである。

 そのため、ライターが考案された。

 


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