読書など徒然に

歴史、宗教、言語などの随筆を読み、そのなかで発見した事を書き留めておく自分流の読書メモ。

「薄毛の食卓」 岡嶋 研二  マガジンハウス刊

2011-12-24 13:49:05 | 暮らしの中で
薄毛の食卓 5か月で64.5%の人が発毛した食事法  岡嶋 研二
  マガジンハウス刊

著者の岡嶋氏は血液内科の医師。育毛、薄毛といったこ
とには、本来縁がない分野。
その研究は本来、皮膚科領域。

岡嶋氏も、自分の研究を生かした方法を考案し、効果をあげ
られた。現在は薄毛の外来にも対応しているとの事だ。


育毛にきく食材をメインで紹介。

氏の考えによると、脱毛はIGF-Iという因子の不足によ
るものであるらしい。インスリン成長因子といい、血液を固めな
い作用、組織の血流を増やす作用が認められる。

IGF-Iが活性化すると、毛母細胞に刺激が与えられ、育毛に
つながる。(ちなみに皮膚細胞を活性化させる働きもあるので、
美肌にも効果があるそうだ。女性も必見か!?)

そのために、何を食べればよいか。

大事なのは唐辛子と大豆。唐辛子にはカプサイシンという成分が
含まれる。これが胃を刺激し、IGF-Iの知覚作用を促す。ま
た大豆にはイソフラボンが多く、女性ホルモンを活性化させる。

カプサイシンとイソフラボン、二つの成分を患者さんに与えたと
ころ、実に64.5パーセントの人に育毛効果が見られた。小顔
にもなり、肌も美しく変化したという。すごいな。

八丁味噌もいい。愛知県で好まれる豆味噌の一つだ。「足かけ三
年の熟成」といわれる八丁味噌は、ほかの豆味噌よりも多くのイ
ソフラボンを含んでいる。紫外線がDNAに与えるダメージを修
復するともいわれている。

鮭。赤い色素、アスタキサンチンに育毛効果。海藻類にもIGFー
Iの知覚作用を呼び覚ます効果が。

根菜類、玄米、しょうが、にんにく。わさびの辛味成分にも、知
覚神経刺激作用が。本わさびと豆腐を食べ続けた患者さんにも、
やはり高い育毛の例が見られた。

ワインは赤を。また、青いびんに入れて、太陽の光に当てた水を
摂取するのもよいらしい。青色光射水といわれ、深層海洋水と同
等の効果が得られる。しくみはよくわからないが、体にはとても
いいらしい。

コーヒーはアメリカン。チョコレートはカカオ成分の多いものを。
塩分、当分は控えめに、お腹を冷やさないように。


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