wsj日本版から
ミニブログサイト運営の米ツイッターは、地域によってコンテンツを選別的に提供することができるようになったと発表した。同社は基本的人権としての表現の自由に関し「異なる考え」を持つ国に参入する際、その機能を使う計画だ。このことは、インターネット企業が直面する難しい倫理上の問題を浮き彫りにしている。
同社の公式ブログでの発表によると、ツイッターでは投稿された内容(「ツイート」)を特定国でのみ表示しないようにできるようになったという。それ以外の国では引き続きその内容を見ることができる。
これはインターネット企業のウェブサイトが国際化し、さまざまな国が関係し始めるにつれて表面化してきた厄介な問題を浮き彫りにするものだ。インターネット企業は、インターネットのコンテンツを規制する各国のさまざまな考え方に協力しなくてはならない。これは今まで、ツイッターだけでなく、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のフェイスブックなどのウェブサイトにとって、検閲が厳しい中国のような国ではサービスを提供できないことを意味してきた。
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