読書など徒然に

歴史、宗教、言語などの随筆を読み、そのなかで発見した事を書き留めておく自分流の読書メモ。

都会と田舎、どちらが健康的?

2011-07-14 08:26:28 | 新聞
wsjより
 田舎は空気がきれいで生鮮食品が豊富で、体を動かす機会も多く健康的だ――とアメリカの都会人は思っている。かつてはそうだった。だが、最近は都会人の方が健康で長生きだ。


 ロバート・ウッド・ジョンソン財団とウィスコンシン大学公衆衛生研究所が昨年、共同で始めた年次地域別健康ランキングの第2回調査結果によると、かつて都市にはびこっていた公害は改善、犯罪は減少、感染症なども少なくなった一方で、田舎では肥満、運動不足、喫煙が広がっている。また糖尿病や心臓病、卒中、高血圧など生活習慣病も田舎の方が多いことがわかった。


 ただし多くの点で、郊外居住者の方が都会人よりさらに健康的だ。健康への自己評価も高く、早死にする人も少ない。

 都会人の方が健康なことは、おおむね年齢、所得、教育水準によって説明できる。都会人の年間所得は平均5万3000ドルだが、田舎では3万9000ドル、郊外では6万ドルだ。年齢的には田舎の住民の方が一般に都会人より高齢だ。

 また田舎に住んでいる米国人は25%だが、田舎に住んでいる医者は10%に過ぎないという医療過疎問題もある。田舎では交通事故の死亡率が高いが、これは速度制限が高いからだけでなく救急車が来るまでの時間が都会では平均10分であるのに対し田舎では18分であることも影響している。


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