「抛頭巾肩衝」(なげづきんかたつき)は千利休の娘婿で秀吉の茶頭でもあった万代屋宗安の所有する茶道具の名器である。秀吉はこの茶入れが喉から手が出るほど欲しかった。この茶入れは茶の湯の大成者、村田珠光伝来のものだった。珠光は利休が秀吉の不興を買い切腹を命ぜられた際、この茶器を秀吉に献上して利休を救おうとしたが叶わなかった。結局、この茶入れは利休の嫡男、道安の赦免の際、秀吉に献上された。この茶器は後、秀頼、家康、秀忠、家光と伝わり、あの明暦の大火(1657)で江戸城とともに焼失した。
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