読書など徒然に

歴史、宗教、言語などの随筆を読み、そのなかで発見した事を書き留めておく自分流の読書メモ。

ばれた失言集の一例

2012-01-10 11:22:05 | 新聞
メジャー英元首相、反対議員らに「ろくでなし」

 メジャー元首相は1993年(平成5年)、欧州統合をめぐり対立した与
党内の議員らを「ろくでなし」「はりつけにしてやりたい」とののしった。

 普段は冷静なメジャー氏の意外な発言として話題になった。

 同氏はまた、報道陣とのインタビューの後、マイクが切れていると思い込
んで「私のようなまったくの意気地なしが、どうして(選挙に)勝ち続けて
いるのか分からない」と話し、物議を醸した。



8.シラク仏前大統領、英国の食べ物をけなす

 フランスのシラク前大統領は2005年(平成17年)、2012年(平
成24年)五輪の招致争いでライバルとなった英国に対し、食生活の分野で
優位に立っていると主張。

 当時のプーチン・ロシア大統領、シュレーダー独首相との会談で、「英国
人が欧州の農業に唯一影響を与えたものといえば狂牛病くらいだ」「料理の
まずい国の人間は信用できない」と言い放った。

 英国の大衆紙は一斉に反発したが、結局数日後、五輪開催地の栄冠を手に
したのは英ロンドンだった。



1.クレティエン元カナダ首相、米国の政治家を侮辱

 失言で外国と角を立てたのは、クレティエン元首相も同じだ。

 1997年(平成9年)、マドリードで開かれた北大西洋条約機構(NA
TO)の首脳会合で、ベルギー、ルクセンブルクの首脳を相手に米国批判を
展開。

 米国の政治家は選挙で不正な手段を使っているとして、カナダなど他国で
やれば全員刑務所行きだと話した。



2.レーガン元米大統領、ラジオでロシアに「宣戦布告」

 クレティエン氏の失言で米軍がカナダを攻撃する事態にはならなかったが、
1984年(昭和59年)8月、冷戦のさなかにラジオで流れたレーガン氏
の言葉は、重大な結果を招きかねなかった。

 毎週恒例のラジオ演説の本番直前、レーガン氏は音声チェックで「国民の
皆さん、私はロシアを永遠に葬り去る法案に署名したことを報告します」「
5分後に爆撃を開始します」と冗談を飛ばした。

 マイクのスイッチが入っていたため、この「宣戦布告」は全米に放送され
てしまった。