読書など徒然に

歴史、宗教、言語などの随筆を読み、そのなかで発見した事を書き留めておく自分流の読書メモ。

山頭火のこと

2011-12-27 09:40:43 | 読書
アメリカで一番親しまれている俳人は芭蕉ではなく山頭火だそうだ。
「まっすぐな道でさびしい」が一番の人気だと言う。
アメリカの俳人は
「This straight road,full of loneliness.」と言うこの句を暗唱しているそうだ。
この句のfull of lonelinessのフレーズが好きで、やたらとこれを使いたがるらしい。
エンパイアステートビル、ホワイトハウス、ハンバーガー、何でも「フル オブ ロンリネス」と形容すれば句に
なってしまうと思っているらしい。
嵐山光三郎「文人悪食」マガジンハウス刊から