戦後、「当用漢字表」なるものが発表された。昭和23年だったと記憶しているが、その表によって使用する漢字が減らされ、略字化されて新字が生まれた。が、その旧字が略字化されて新字が生まれたときに、その新字からその漢字の成り立ちが分からなくなってしまった字が多くある。図の「及」と言う漢字もその一つだ。この漢字は図の右端にあるように甲骨文字では人を後ろから支えている形の文字である。これが左端の旧字のように書かれていればまだ漢字の成り立ちを推測できるが現在の図中央のように書かれるとそれは分からなくなってしまう事だろう。扱や級に含まれる及の部分も同様である。
戦後、「当用漢字表」なるものが発表された。昭和23年だったと記憶しているが、その表によって使用する漢字が減らされ、略字化されて新字が生まれた。が、その旧字が略字化されて新字が生まれたときに、その新字からその漢字の成り立ちが分からなくなってしまった字が多くある。図の「及」と言う漢字もその一つだ。この漢字は図の右端にあるように甲骨文字では人を後ろから支えている形の文字である。これが左端の旧字のように書かれていればまだ漢字の成り立ちを推測できるが現在の図中央のように書かれるとそれは分からなくなってしまう事だろう。扱や級に含まれる及の部分も同様である。