作家の小林信彦氏が文芸春秋から「本は寝ころんで」と言う本を出したとき、有る出版社から「この本は寝転んで読むのにいいので、寝転んで読んでからご好評をいただきたいと思います」と言う手紙とともに本が送られてきたそうだ。氏はそれを読んで非常に腹が立ち、その手紙を破ってしまったと言う。「寝転んで」と言うのは、書名にはどんなむずかしい本でも寝転んで読むと言うアイロニーがあり、権威主義的なものを認めないという読書の姿勢を言ったのだと書いている。私もそういえば本は寝転んで読んでいるが、私の場合はそう言った姿勢もない。
作家の小林信彦氏が文芸春秋から「本は寝ころんで」と言う本を出したとき、有る出版社から「この本は寝転んで読むのにいいので、寝転んで読んでからご好評をいただきたいと思います」と言う手紙とともに本が送られてきたそうだ。氏はそれを読んで非常に腹が立ち、その手紙を破ってしまったと言う。「寝転んで」と言うのは、書名にはどんなむずかしい本でも寝転んで読むと言うアイロニーがあり、権威主義的なものを認めないという読書の姿勢を言ったのだと書いている。私もそういえば本は寝転んで読んでいるが、私の場合はそう言った姿勢もない。