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日高義樹のワシントン・リポート

2006-12-10 20:17:54 | レポート
もうこのTV番組も恒例となった。 今日は『アメリカの太平洋戦略が変わる』と題して日高義樹と米太平洋空軍副司令官ロイド・アッターバック中将(左)と米太平洋戦闘指揮センター司令官エドワード・ライス少将(右)と夫々の対談方式で行われた。

○第1部 米アジア太平洋新戦略の主役C17
 今回ハワイの米ヒッカム飛行場に新配備されたC17輸送機は最新鋭の装備を誇るもので今までのC130輸送機に順次変わるもので戦車2台兵員50その他の物資を輸送することが出来る、日高氏は特別許可を得てこれに搭乗し発進、着陸の実際を見学させてもらった、離陸に700m、着陸に500mの滑走ですむ。
この他にB2ステルス級新爆撃機が配備され新設される米太平洋戦闘指揮センターとともに対アジア太平洋の防衛の要となる。

○第2部 21世紀の米アジア太平洋戦略~アッターパック太平洋空軍副司令官
・太平洋アメリカ空軍のトランスフォーメイションの中核はC17とF22それに新しく発足するハワイの戦闘指揮センターである。
・最も重要なのはC17で現在ハワイに8機、配備されているが、さらに8機アラスカにやってくることになっている。
・我々は北朝鮮の航空兵力に注目しており、通常兵力全般について警戒している。
・中国は軍事力増強の意図が明らかでなく、警戒する必要がある。

○第3部 ハワイに太平洋戦闘指揮センター
 太平洋の防衛についての配備は第1部にも述べたが、更にF11やF15に代わるステルス級新戦闘爆撃機F22が配備されそのスピードや航続距離から将来横田三沢嘉手納の基地は軽減される。

○第4部 米太平洋空軍はどう変わる~ライス太平洋戦闘指揮センター司令官
・アメリカは台湾海峡や尖閣列島、朝鮮半島の緊急事態に常に対応できる体制をとっており、同盟国と共同作戦をとる準備を進めている。
・日本に駐留している第5空軍は平時の際には現地司令官が掌握し独自の訓練を行っている。
・いったん有事になった場合には、横田、三沢など在日空軍基地への戦闘指揮及び命令は私が行う。

○第5部 太平洋米空軍戦力の全貌
 以上のC17を主力にB2、F22の最新鋭飛行機を援護するにKC135給油機580機が展開する予定であり、操縦席全面に装備された最新の対敵情報網の優位さと共に今までのものとは様変り太平洋戦闘指揮センターの防備力の威力を示すことになるだろう。

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