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松柏会10月例会

2010-10-14 17:13:25 | お出かけ
 本日の出席者は講師1会員61計62名であった。恒例によって先に昼食弁当をいただき、その後 前回以後に亡くなられた22名の方の氏名住所略歴病名享年等をよみあげ全員起立し黙祷を捧げた。この夏は長い猛暑のためいつもより多くの方が亡くなられ、私の親しい友人が3名も含まれていて誠に悲しい思いをしました。 本日の講師は国際日本文化研究センター笠谷和比古教授の「武士道と日本型能力主義」と題してのお話。  はじめに武士道と現代として徳川時代の大名家の組織が現社会の終身雇用、年功序列制度のもとであって、今までの伝統的制度は新しく入ってきた成果主義の欧米個人主義的とは異なるものである。  日本型組織によって代表される大名家来の関係は 徳川吉宗の享保改革や室鳩巣の明君家訓などによって洗練され、武士道は久留米藩有馬家の改革や鍋島藩の忠義等によって統一され「葉隠れの武士道」(武士道とは死ぬこととと見つけたり)として確立され、お家大事から天下国家を守るまでになった。その没我的献身の精神は幕末まで維持され、坂本竜馬の明治維新になる。一方この武士道モデルと外来型欧米個人主義モデルは全く異なったものであり、これから始まろうとしている日本社会の変化と成行きがみものであり、その構造変化にわれわれもわが身を処していかねばならない。

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