*美味しい珈琲を飲みながら、”甘くないケーキ”(「月とコーヒー」より)と言う、短編を読みました〜
皆さん〜、今日は〜
昨日は、用があって出かけ、午後ゆっくりめのお時間に、デイジーと待ち合わせて、
遅い昼食をとり、その後、素敵なカフェへ、連れて行ってもらいました〜
JR八王子駅から、西放射線ユーロードを通り、徒歩約7分ほどのところに、
柳が印象的な、静かで、和風な界隈があります〜
八王子は、大正時代から、戦後まもなくまで、織物の町として、栄えていたそうです。
そして、この、八王子市中町、南町辺りは、多摩地域で、唯一の、花街(かがい)として、
賑わっていたそうです。
詳細は、わかりませんが、現在も、数名の芸妓さんが、伝統文化をつなぐべくご活躍なさっているようです。
そのような事で、現在も、この界隈には、関連の、見番(けんばん)、置屋(おきや)、待合(まちあい)、料亭等、存在するようです。
・・・JR八王子駅周辺は、人が多く行き交い、賑やかですが、
この辺りは、静かで、和な感じが、ホッとします〜
・・・そんな中に、”琥珀双葉堂”(八王子市南町)と言う、
古民家をリノベした、レストラン&バーは、ありました〜
昭和の古い建物をリノベなさってのレストラン&バー・・・、
・・・何だか、京都へ訪れたみたいな、和風な玄関を辿って行きました〜
ガラガラと音がしそうな引戸・・・、懐かしい・・・
スタッフさんの出迎え・・・、そして、
靴を脱いで、上がらせていただきました〜
専用スリッパを履き、奥へ通されました〜
↑↓ 昭和な感じの、ガラス窓に、懐かしさのあまり、すごく目が行きました〜
デイジー:ロイヤルミルクティー(アイス)
ビオラ:ブレンドコーヒー(ホット)
そして、
蜂蜜檸檬チーズケーキを1つ注文し、シェアしました〜
見た目美しく・・・、
とっても美味しいチーズケーキでした〜
ロイミは、氷入っていても、コクが感じられ、美味しかったそう〜
ブレンドコーヒーは、渋めな苦味が心地良く、でも、飲みやすい美味しいコーヒーでした〜
最初案内されたテーブル席には、外から入って来た虫かな・・・、
1匹ですが、ブンブン飛んでいて、落ち着かないので、違うお席へ変更していただきましたが、
変更後のこのお席は、ガラス窓に向かって、
1つのテーブル席があって、カウンターテーブル的な感じで、
目の前には、色んな本が、並んでいて、
なかなか楽しめました〜
ケーキを食べ終わって、
デイジーも、色々な本を手に取ったりしていたので、
私は、美味しい珈琲をいただきながら、
”月とコーヒー”(著者:吉田篤弘 / よしだあつひろ)の中の、最初の短編・・・、
”甘くないケーキ”を、読んじゃいました〜
短いので、ササッと読みました〜
まるで、絵本を読んでいるかのように、
情景が浮かんで来そうな感じで、
楽しみながら、読みました〜
小さな町の、小さな喫茶店”ゴーゴリー”の若い女主人。
この方は、図書館のお仕事が決まっていましたが、
喫茶店を営んでいたおじいさんが亡くなられた事により、
お母さんに頼まれて、
喫茶店を引き継ぎ、営む事に・・・。
主人公の男性は、
この小さな町へは、亡くなったおばあさんの家の整理や処分の為にやって来たらしい。
お祖母さんは、コツコツと物語を綴っていたようで、男性は、そのノートを見つける。
そのノートを、ゴーゴリーへ持って行き、
珈琲を飲みながら、読む男性。
おじいさんの残したレシピを見ながら、甘くないケーキを作ってみる女主人。
お祖母さんの綴った物語を読みながら、
お祖母さんもまた、このノートを持って、ゴーゴリーへ訪れた形跡を見つける男性。
静かに流れる昔と今のそれぞれの時間が、
1つの喫茶店の中で、温かくブレンドされ、ほっこりとしました〜
店内案外広くて、チラッと見えた部分だけの印象ですが、
それぞれの空間が、素敵でした〜
お手洗いも、懐かしい昔の名残が感じられました〜
このお時間のメニューは、
ランチでもディナーでもないお時間だったので、
幅広いドリンク類と、数種のおつまみと、3種のスイーツでしたが、
ランチタイム、ディナータイムは、充実したメニューのようです〜
駅周辺の賑やかしさから、ふとタイムスリップしたかのような静かさと、
界隈、趣あって、良いお時間が過ごせました〜
皆さん〜、
素敵な午後を、お過ごし下さいませ〜
Bon après-midi 〜