GOODLUCK'S WORLD

<共感>を大切に、一人の男のスタンスをニュース・映画・本・音楽を通して綴っていきたい

「四国徳島・眉山公園の桜」

2014年04月01日 | Weblog

 なんと昨日、今日と連チャンで四国の徳島へお迎いのお仕事を仰せつかりました。走った距離はなんと2日間で800kmにも及びました。昨日は施設長と眉山と四国大学付近に住んでいたフィピンの介護職員(3名:男子2,女子1)を、私がいる南港の特別養護老人ホームまで異動の引っ越しをお手伝いしました。本日は単独で大阪堺出身者の定期入設の研修生(徳島本部で1週間の研修後辞令式)を昨日、残っていた引っ越し荷物と共に施設まで移動しました。

    

    

    

    

    

 昨日、こんな事がありました。

 昨日、徳島吉野川に面した山の中腹にある二階建てアパートの前で、ある出来事が起こりました。フィリピンから来ている若い介護職員(26歳)が私の運転する車に乗る寸前、彼が今まで勤めていた介護施設の女性スタッフ(4,6歳の娘二人を連れて引っ越しの手伝いに来ていた模様)と、熱くハグしたのです。彼は学生の留学生として施設で2年間の研修後、大学を卒業してから2年同施設で介護職員として勤務していました。彼も女性スタッフに「色々とありがとうございました!」としっかりした日本語で最後の挨拶をしていました。子連れの若い彼女は、私の前まで来て「この子、とても誠実でしかも甘いマスクででしょ。施設ではまるでアイドルスターだったんですよ。彼をこれから宜しくお願いします」と送迎ドライバーの私に頭を下げられました。私はどぎまぎしながらも、「はい、しっかり面倒見たいと思います」と云ってしまいました。施設長は先に四国大学付近にある寮に移動していました。私は大家の最終チェックを済ませるまで立ち会い、彼を乗せて名残惜しい人達と別れを告げました。

 ハイエースの中で引っ越し荷物でガタガタ音を立てていましたが、私は初対面の彼に語りかけました。「とっても<いい別れ>だったね。大阪に来ても、そして、これから何処に行こうとあんな<いい別れ方>をするんだよ。心と心が通じ合わないとあんな素晴らしい別れができないんだ。あんないい別れが、これからのあなたの人生を作っていくんだ。そして人生をより有意義なものにしていくのだからね」彼は「はい!」としっかり理解して返事をしてくれました。 

 彼はフィリピンに住む2人の弟のために毎月4万円の仕送りをしているそうです。そのお金で2人の弟が大学に通っているそうです。熱い話に私は胸を締め付けられました。「いつかフィリピンに帰って○○会で学んだ介護技術を自国の介護施設で広げていって欲しいな。そんな立派な姿をお見舞いに来たファミリーの幼い子供達が見て、お兄ちゃんみたいになりたい、そして日本に行きたいと思って貰えるような優秀な介護職員になって欲しいな。ここでの人の輪と同じような熱い輪を自国でも広げていって欲しいな」と語ると、とてもうれしそうにいい返事を返えしてくれました。次の二人を乗せるまでの90分間、いいハグシーンを見たおかげで私はとても熱くなって話しかけていました。

 

    

    

   

  辞令式が終わるまで2時間ほど時間が余ったので、私は了解を得て桜の名所で有名な<眉山公園>を見物させていただきました。眉山はさだまさしの小説<眉山>の舞台になったところ、とても良くできた映画にもなりました。2日間で800kmのロングウェイでしたが、<眉山公園の桜見物>というておまけもあって思い出深い小旅行となりました。

 



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