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虫けらどもよ

2009年09月13日 01時08分41秒 | Weblog

虫けらどもよ

4億年以上も前から 
この地球に姿を現し
それからずっと途絶えることもなく
いいえ 進化さえして 
この地球に生き延びてきた

絶えず変化し 時には過酷な環境の中で
逞しく命を引き継いで来た生き物たちよ

100万種 いいえ 
その数十倍もの存在が予測される 昆虫の世界
彼らが生きた生体を積み重ねたならば
果たしてどれだけの重量になるだろう

何でも 近頃 アメリカ大陸でミツバチが危ないそうだ
原因はまだ不明で ミツバチの様子がおかしいそうだ
蜂特有の病気? 携帯電話の電波や農薬の影響?
 
たかがミツバチのトラブルと 最初は何気に思ったが
ニュースに耳を傾けたならば とんでもないことになりそうだ
ミツバチの受粉の仕事は 農業にとても大切で
もしもミツバチがいなくなったら 野菜や果樹の受粉は
人がしなくちゃならぬ その作業や半端じゃないんだ!

近頃 蛙が危ない
蛙の悪病が 蛙の世界で蔓延しつつあるそうだ
またもや たかが蛙と思ったが
学者先生の話に依れば 蛙の働き役割 想像以上に多い
作物の害虫を食し また己は 鳥や蛇たちの餌となる

愛犬と川辺の道を歩けば 名も知らないような草木が
辺り一面に広がり 花穂や葉先が 初秋の風にそよいで
通り過ぎる人たちには 見向きもされず
別に その花や姿を誇るでもなく
だけど 野も草木たちも バッタや鳥なんかを養い
倒れ枯れたら 腐葉土や枯れ枝となり 土に還る  

我らヒトも この世に出現して大凡200万年位か
先祖の累々たる体躯を集めたならば 
その重さは莫大なものになるだろう
 この我らも 元々は 地球の元素から
 神秘的な偶然の重なりで形成されたものではないか

この地球の虫けらどもよ
この地球の草や樹木たちよ
この地球の魚や獣たちよ
お前たちは 大きな利益はもたらさないけれど
お前たちの働きは お前たちのもたらす物は
ヒトにはできない 気の遠くなるような膨大な営み

細胞ひとつ造れない我らもまた
虫けらと同じこの地球の空気を吸って生きるのだ
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